この記事では、
『民間救急ではいったいどんな医療行為ができるのか?』
『どのような医療器材を積載しているのか?』
解説していきます。
“ 自分や家族がいつかこのようなサービスを必要とするかもしれない ”
この記事がきっとあなたの役に立つはずです。是非最後までお読みください。
まず、救急車に乗務している救急救命士はどのような医療行為ができるのか説明します。
救急隊の場合、乗務している救急隊員の認定資格により可能な処置の範囲は異なります。
※民間救急の場合、救急隊とは異なり、自宅での静脈路確保、気道確保デバイスの挿入などを行うことはできません
▶︎心肺停止状態の患者様に対応するのは、消防救急!
救急隊は現場で心肺停止状態の患者様に対して特定行為を行うことができます。
救急救命士が現場で特定行為の適応であると判断した場合、医師に電話などで直接指示を要請し、その医師の指示に従って行います。
これらの行為は、救急救命士法第44条に基づき、医師の具体的な指示を受けなければならないとなっています。
では、どんなことが特定行為になるのでしょうか?
以下の画像をご覧ください▼
これから救急救命士を目指す方や興味のある方は保存必須の内容です!
『救急救命士』について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
民間救急では、医師の指示がある場合に医療行為を継続することができます。
では、どのような医療行為を行うことができるのでしょうか?
以下をご覧ください▼
車内でよく行われるのがこの酸素投与です。
酸素投与は、患者が十分な酸素を取り込めない場合に行われます。
▷▷肺疾患や重度の心臓病を持つ患者、手術後の患者、急性の呼吸困難を経験している患者などに対して行われる行為です
点滴は、患者に薬剤や栄養素を直接静脈内に投与するための一般的な方法です。
▷▷口から摂取することが困難な患者や、即時の効果が必要な場合に特に有効です。
↑点滴管理の様子
モニター監視は、患者の生命徴候を継続的に追跡し、その状態を評価するための重要なツールです。
▷▷これには、心拍数、心電図、血圧、酸素飽和度、呼吸数などが含まれます。
吸引は、気道を開通させるために行う重要な医療行為です。
▷▷これは、特に呼吸困難を引き起こす痰が多量に存在する患者に対して行われます。
看護師は、特殊な器具を使用して患者の気道から痰を吸引します。
これには、効率的に痰を除去する技術が必要です。
↑指導看護師により吸引の指導を受けている様子
▷▷経管栄養と経管与薬は、患者が口から食事を摂取できない場合や、特定の薬物を直接胃や腸に投与する必要がある場合に行われます。
看護師は、経管を通じて栄養溶液や薬物を投与します。
▷▷人工呼吸器は、呼吸困難や呼吸停止といった緊急の状況下で、患者の呼吸を支えるための医療機器です。
民間救急の現場では、バギーバルブと呼ばれる手動式の人工呼吸器が用いられることが多いです。
乗務員は『患者の呼吸状態を評価』し、必要に応じて『人工呼吸器を用いて呼吸補助』を行います。
↑バギーバルブ使用の様子
以上、民間救急における主な医療行為として、6つの行為を紹介しました。
これらは全て、患者の生命を脅かす状況に対応し、適切な医療処置を提供するための重要な手段です。
乗務員たちは、これらの手法を適切に使用するための厳格なトレーニングと教育を受けています。
また、それぞれの医療行為は患者の病状や症状により異なるため、乗務員は状況判断力と迅速な意思決定力が求められます。そして、高度な専門性と経験が必要であり、民間救急の現場で日々働く乗務員たちの責任重大な任務の一部です。
消防救急と民間救急の医療行為については、目的が異なることをご理解いただけましたか?
消防救急は、心肺停止状態の患者様に対して何が必要かを現場で判断し、医療機関に可能な限り早く搬送することを目的としています。その一方、民間救急では医師からの指示を受け、医療機関まで医療処置を継続し患者様を搬送することができます。
Sun Road救急サービスでは、提携している医療機関の医師がいるため、医療機関への搬送の同乗が可能です。
医師が搬送中にいることで、その場の判断で医療処理の判断が可能になりことで、今後より一層、民間救急の利用が柔軟になり、様々な利用用途として活用が可能です。
是非弊社の投稿をご覧いただき、民間救急の活動や搬送事例などを見てください。
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