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Column スタッフコラム
2024年1月12日

“入院拒否 ” どうしたらいいの?

こんな方におすすめの記事です

  • 1. 精神病の患者様と同居している方
  • 2. 精神病患者との対応の仕方がわからない方
  • 3. 精神病の方で入院拒否をしているが病院への搬送を検討中の方
  • 4. 信頼できる民間救急をお探しの方


「精神病院に入院させたいけど、どうしたらいいか分からない」
このようなお悩みをもつご家族は多いと思います。

精神病患者様の病院受診や入院は必要とされる一方で、患者様自身が選択を拒むなど多くの困難があります。
行動には個人差がありますが、家族として「病気の疑い」がある人を医療機関に連れて行きたいと思うことは自然なことです。
しかし、医療を必要としているその本人が受診を拒否すると、一体どうやって対応すればいいのか迷ってしまいます。

この記事では、精神病患者様が入院を拒否した場合に直面する現実と、その理由を深く掘り下げ、ご家族様や周囲の方々がとるべき初期対応、効果的なコミュニケーションの方法、具体的な行動計画、そして信頼できる民間救急事業者の依頼方法について詳細に説明します。

 

        【目次】 01 | 入院拒否の現実とその理由 02 | 入院拒否された場合の初期対応 03 | コミニュケーションの取り方 04 | 入院拒否された場合の具体的行動 05 | 入院拒否の場合は信頼できる業者に依頼する

 

01 入院拒否の現実とその理由


精神病を抱える患者様が病院への入院を拒否するケースは、患者様自身、そしてその家族にとって大きな課題です。なぜ精神病患者が入院を拒否するのか、まずはその背景にある理由を探ります。

・精神病への認識の違い

精神病を抱える患者様は、自分の状態や必要な治療に対して異なる認識を持っていることがあります。自分が病気であると認識していないか、または治療の必要性を感じていない場合があります。

・過去の経験

過去に病院でのネガティブな経験をした患者様は、再び病院へ行くことを強く拒むことがあります。

これは、過去のトラウマや不信感が原因で発生することがあります。

・治療への恐怖

精神病の治療に対する恐怖や誤解も、患者様が入院を拒否する大きな理由です。

特に、治療に関連する副作用や社会的に隔離されるのではないかなどの恐れがこれに該当します。

確かに数十年前までは副作用の強い精神薬もありましたが、現在は副作用が少なく治療効果の高い薬がたくさん登場しています。

また、精神病院は一度入ったら一生出られないなどの誤ったイメージが先行しがちですが、これはホラー映画などによるものだと言われています。

実際は、医師や看護師が懸命に治療計画を樹立し、決して数値に表れることのない患者さまの「心」と対峙して早期退院を目指しています。

・自立への願望

精神病患者様はしばしば、自立と自己決定の能力を重視します。彼らは、病院に入院することが自身の自由や選択を制限すると感じることがあります。

 

02 入院拒否された場合の初期対応


ここでは、患者様本人に病院受診の説得をしたけれど、拒否されてしまった場合の具体的な対応について説明します。

①緊急状況の認識

ご家族様はまず、今の患者様の状況を認識し、必要に応じて医療介入を求めることが重要です。特に、患者が自傷行為や他者への危害を示唆している場合、迅速な行動が求められます。

②感情的な支えと理解

ご家族は患者の感情に寄り添い、患者様の不安や恐怖を理解しようと努める必要があります。
同時に、行動や感情が病気によるものであることを認識し、非難や怒りを避けることが肝心です。

③情報収集と知識の習得

精神病やその治療法についての正確な情報を収集し、病気に関する知識を深めることは、家族にとって重要です。
これにより、患者の状態をよりよく理解し、適切なサポートを提供できるようになります。

④家庭内での安全な環境の確保

患者様の安全と家族の安心のために、自宅内で安全な環境を作り出すことが重要です。
これには、危険物の保管方法の見直しや、必要に応じて家のレイアウトを変更することも必要になります。
患者様の付近に鋭利なものなどの自分を傷つける可能性のあるものを取り除くなどの対応も必要です。

⑤専門家との連携

ご家族は医療提供者や専門家と密接に連携し、患者の状態の監視、治療計画の作成、病院受診など必要に応じた介入を行う必要があります。
家族が直面するこの困難な状況に対応するためには、理解、同情、そして実践的な行動が不可欠です。

ご家族による適切な支援とケアは、患者の回復に大きく関係します。

03 コミニュケーションの取り方


ここでは、実践的に患者様とのコミュニケーションの取り方について説明します。
患者様とのコミニュケーションは特に重要な要素となり、実践すること現状を打破できる可能があります。
以下にどようようなことを重視するのかを説明します。

・聞くことの重要性

患者の話を注意深く聞き、「共感的理解」に努めることが重要です。

共感的理解とは、患者の感情や考えに寄り添い、患者様が今辛い状況にいることを家族も共感することです。助言や解決策を提供するよりも、患者様のコアな感情に共感することが非常に重要となります。

・非言語的コミュニケーション

言葉以外の方法でもコミュニケーションを取る必要があります。

表情、身振り、声のトーンなど、非言語的な要素が相手の気持ちを理解する上ではとても重要です。

家の中の「何か」を探して徘徊するような場合は、転倒や危険物への接触に注意しながら、時には行動を共にしてみるといったことも必要です。

・安心感を与える

患者に対して安心感を与えることで、オープンに自分の気持ちを表現することができるようになる可能性があります。
具体的には、「安心感のある声がけ」をしてあげることを心がけましょう。


*心理カウンセラーからのアドバイス*

安心感のある単語については下記のようなものです▼ ・「安心して」 ・「大丈夫」 ・「一緒に」 ・「少しずつ」 などの単語を使い患者様に安心感を与えるような声がけを行う意識をしましょう。

 

・明確なコミュニケーション

患者様に対して明確で簡潔なコミュニケーションを心がけることが重要です。
複雑な説明や抽象的な表現は避け、簡単で理解しやすい言葉を使います。

・忍耐力を持つ

精神病患者とのコミュニケーションには時間がかかることがあります。
忍耐力を持ち、患者が自分のペースで話せるようにサポートしてあげる必要があります。

家族が効果的なコミュニケーションを実践することにより、精神病患者は自分の気持ちをより良く表現し、必要なサポートを受けることができます。

04 入院拒否された場合の具体的行動


ここでは、具体的に病院受診や入院を説得したが、拒否されてしまった場合の対応について解説します。

①安全確保

コニュニケーションの取り方を実際に患者様に意識的に行っても、全ての患者様が状況を理解しご自身の意思で病院の受診や入院ができる訳ではありません。

病院受診や入院の説得を家族から行うことで患者様が興奮状態になり、「暴れ」「暴言」などが出現してしまうケースも十分にあり得ます。

そんな時、まず無理に説得を継続せずに自身の安全を確保することを最優先にしてください。

②医療に繋げる

ご家族は、かかりつけの精神科医、心理カウンセラー、精神保健ケアマネージャーといった医療プロフェッショナルと連携し、患者の状態のモニタリングと治療計画の調整を行う必要があります。

③自己ケアの重視

ご家族も自身ストレスマネジメント、自己ケアの実践、必要に応じてサポートを求めることは、患者様の長期的なケアを提供するために非常に重要です。

05 入院拒否の場合は信頼できる業者に依頼!


ご家族が患者様を受診や入院をさせる病院を決定させてからは、どのような手段を使って病院までお連れするかを考えなければなりません。

ここでは、患者様の搬送サービスである民間救急を活用し病院までお連れする場合の業者の選び方について解説します。

・資格と経験

搬送業者が適切な資格と豊富な経験を持っていることを確認します。
特に、精神病患者のケアに関する専門知識と経験は、重要な要素となります。

・サービスの範囲

搬送業者が提供するサービスの範囲を把握し、患者のニーズに合ったサービスを提供しているかを確認します。 

・評判とレビュー

他依頼者の評判やレビューを参照し、業者の信頼性とサービスの質を評価します。
Googleの口コミを確認し、安心できる事業者を選定することが望ましいです。

・対応力

緊急時に迅速かつ効果的に対応できる能力を持っている搬送業者を選ぶことが重要です。
これには、24時間体制のサポートなどがあります。
精神患者様は、現場での柔軟な対応が必要になるケースが多くあります。
搬送スタッフの経験や技術から対応力に自身のある事業者を選ぶことをおすすめします。

・事前説明

ご家族は搬送当日の流れに関して不安に感じることが多くあると思います。


・患者様に対しての接し方
・暴れた場合の対応の仕方
・説得できなかった場合はどうするの?
・料金はいくらかかるの?


このようないろいろな不安や疑問点があると思います。
こういった疑問や不安に対して適切な対応をとり事前説明をしてくれる事業者を選びましょう。

患者様の病院受診や入院に関しては、ご本人はもちろん、ご家族にとっても非常に繊細でこれからの家族関係にも影響を及ぼします。
事業者の選定は慎重に行い、患者のニーズに最適なサービスを提供できる業者を選ぶことが重要です。


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06 まとめ

いかがでしたでしょうか?
精神疾患を持ったご家族様を病院へ連れて行くことは、困難なことが多いです。

弊社は、元東京消防庁救急隊員としての豊富な知識と経験を持っています。
精神疾患を抱える患者様やご家族が直面する困難な状況に対し、適切な初期対応、コミュニケーションの取り方、そして病院への安全な搬送方法を提供いたします。
本日ご紹介した内容は、精神疾患を抱える方をサポートする上での第一歩に過ぎませんが、私たちは皆様と共に歩むパートナーとして、常に信頼と安心をお届けしたいと考えています。
私たちの経験と専門知識を活用し、あなたやあなたの大切な人が必要とするサポートをご提供できることを心より願っています。
困難な時には、ぜひ私たちにお任せください。一緒に最適な解決策を見つけましょう。



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