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Column スタッフコラム
2023年6月29日

寝たきり患者の長距離搬送ってどうするの?

こんな方におすすめの記事です



寝たきりで動かすのが困難な患者を遠距離に搬送するのは、様々なご事情が挙げられますが、そういった場合、ご家族の自家用車では移動が難しく、民間救急や介護タクシーが多く使われています。

今回の投稿を最後まで見ていただければ、搬送業者の選び方や搬送までの流れ、移送費についてしっかりと理解でき、大切な家族を安心してお任せいただけると思います。

どうぞ最後までご覧ください。

 

         【目次】


01 | 長距離搬送の概要と重要性

02 | 搬送当日までの流れ

03 | 事前準備と搬送前の注意点

04 | 適切な搬送方法と設備

05 | 適切な患者管理

06 | 緊急時の対応

07 | 寝たきり患者長距離搬送は救急車で対応できる?

08 | 寝たきり患者の長距離搬送は民間救急へ

09 | 最後に

 

 

01 長距離搬送の概要と重要性  


寝たきりの患者様を遠方へ車両で移動することは、患者様やご家族様にとって一大イベントとなります。


民間救急による長距離搬送とは、特定の医療施設にて治療を受けるためや、新しい生活場所へと患者様を長い距離移動させることを指します。

以下に、その概要と重要性について詳しく述べていきます。

1.概要
▶︎専門的治療:ある地域や施設には、特定の医療機器や専門医がいないことがあり、患者が必要とする治療を受けるためには別の施設へ移動する必要がある。
▶︎民間救急を利用しての移動手段:車両、新幹線、航空機など多岐にわたります。

※患者様の医療処置の状況や、担当医との相談により慎重に選定します


2.重要性

▶︎生命の危機:重傷や特定の疾患の場合、時間との戦いとなることが多く、速やかな搬送が患者の生命を救う鍵となる

▶︎適切な医療:専門的な治療を必要とする患者に対して、適切な医療を受けられる場所へ迅速に移動することで、回復の可能性や生活の質を高めることができる
▶︎医療リソースの最適化:全ての医療施設が全ての設備や専門家を持つことは難しいため、患者を適切な施設へ搬送することで、医療リソースの有効な利用が可能となる


民間救急による長距離搬送は、特に遠隔地や地域間の医療格差を埋めるための重要な役割を果たしています。搬送の際は、患者の安全と迅速な移動を両立させる必要があり、高度なスキルや専門的な知識が求められます。

 

02 搬送当日までの流れ

民間救急の搬送サービスを利用する際の流れは、サービスの提供者やその内容によって異なりますが、一般的な長距離を想定した流れを紹介します。

 

1.相談・依頼(業者選定)
患者やその家族、医療施設の担当者などから、民間救急サービスに相談や搬送の依頼が行われます。
2.詳細の確認
依頼者の情報、患者の状態や必要な処置、移送先となる医療施設の情報など、搬送に関する詳細を確認します。
※移動手段ををどうするか、まだ確定でなくても大丈夫ですが、希望などがあればその旨を伝え、対応可能な業者なのか、確認することも重要です。
さらに、その移動手段が患者様の負担にならないか、担当医師に相談しておくことも必要です。
3.見積もり
必要に応じて、搬送の費用や条件に関する見積もりを提供します。
4.日程調整
搬送の日時やスケジュールを確定します。ここで、患者の状態や移送先の施設の都合などを考慮し、最適な日程を設定します。
※新幹線や飛行機等、チケットの手配が必要な場合、業者が全て手配してくれるのか最初に確認しておきましょう。
5.前日確認
搬送前日に、再度、患者の状態や必要な準備、日程などを確認します。
6.搬送当日
患者様をお迎えにあがり、目的地までお連れいたします。

 

この流れは一般的なものであり、具体的なサービス内容や患者の状態によって異なる場合があることを留意してください。


また、複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。

これは、業者ごとに搬送費が全く異なるからです。

「安ければ良い」という訳ではありません!

大切なご家族を安心して任せられる業者を選ぶために、疑問や不安は率直に伝え、解消しておきましょう。

 

<Sun Road救急サービスの場合はどんな流れ?>

Sun Road救急サービスにて長距離搬送のご依頼があった場合、以下の流れになります。

一般的な搬送の流れに加え、ご家族様や病院担当者様のご負担を減らすべく、

搬送に関わる全ての手配や病院とのやりとり、スケジュール調整等全てお任せください!

見やすい表を作りましたので参考にしてください▼


 

長距離搬送には新幹線もあり?
民間救急の長距離搬送では車両の他に新幹線を利用することも多いです。メリット・デメリットがあるので、併せてこちらも参考にしてください。
▶︎ 新幹線に個室?医療処置をしながら新幹線で移動ができる!

 

03 事前準備と搬送前の注意点  


患者様を安全に搬送するためには、適切な準備が必要です。

搬送する際には、事前に病院へ確認の電話をし、患者様の病状や必要なケアを確認し、看護サマリーなどをFAXでいただいております。

搬送スタッフでブリーフィング(事前打ち合わせ)を行い、どういった患者管理を行うか、スタッフ全員で確認を行います。また、適切な医療機器の準備と搬送中の経路選定も重要です。


医療機器の準備として、酸素投与が必要な方には、酸素ボンベの残量などの再確認や、喀痰吸引が必要な方は、吸引器の圧力が十分に得られているかなど細心の注意を払い点検します。


搬送中の経路などについては、患者様の移動に必要な時間やルート、予想される天候、発生するリスクなどを考慮し、ご本人はもちろん、同乗者様にも負担をかけないように経路選定をします。

04 適切な搬送方法と設備


適切な搬送には専門的な設備と技術が必要です。

患者様の体位を調整するための専門的な搬送ベッドや、車両内でのケアを可能にするための医療機器などがあります。

これらの設備と技術を適切に使用するため、弊社では看護師または救急救命士が患者管理を行い、患者様の容態を適宜観察し、必要な処置を継続しながら搬送します。

これは、患者様の安全と快適さを確保するためです。


Sun Roadでは、「快適な陸の旅」を掲げております。

マンホール1つで車両はかなり揺れます。

そのほんの少しの揺れにも、Sun Roadドライバーは細心の注意を払い

「病棟のベットで寝ているのと同じような感覚」を実現するべく、日々努力しています。

05 適切な患者管理


Sun Road救急サービスの医療スタッフは、病棟経験が長いスタッフや、東京消防庁の救急隊とし
て活動していたスタッフで構成されています。


担当医や看護師の方から申し送りをうけ、酸素投与や痰吸引、体位管理や排泄介助などを行いながら、目的地に向かいます。

心電図モニターや、吸引器など、必要な医療機器も搭載しているので、安心してお任せいただけます。

航空機や新幹線などの機内でも、患者様に常に付き添い患者管理を行います。

06 緊急時の対応


搬送中に予期せぬ事態が起こる可能性もあります。

一番は緊急事態がないことが望ましいですが、いざ緊急事態が発生した時に「適切に対応できない」なんてことが起きてしまってはいけません。


長距離搬送では患者様の容態変化や交通状況の変動、様々なトラブルが想定されるため

事前に対応策を確率しておくことが必要です。

また、緊急時の対応は非常に重要であるという点においても、弊社は熟練の医療スタッフで構成されており、元消防隊員であるという点からも、様々なトラブルに対応できる自負があります。


搬送中に容態変化があった場合、緊急的に最寄りの医療施設へ搬送する事や、消防救急との連携を図ることについて、事前にご家族に説明し、確認しておくことが重要です。

07 寝たきり患者の長距離搬送は救急車で対応できる?


結論を先に述べると、救急車で寝たきりの患者を長距離移動して搬送することは原則できないのです!(県外など)

なぜ、我々の強い味方の救急車は長距離の病院への搬送を行うことができないのでしょうか?
以下で説明していきたいと思います。

①救急車は基本的に緊急事態に対応するためのものであり、長距離の患者搬送には通常使用されません。
これは、救急車が常に緊急事態に備えて待機している必要があるためです。


②救急車での長距離搬送は、車両の運行や乗務員の労働時間などの観点からも困難である。
救急車を運転している乗務員は、労務管理から運転可能な時間が限られています。
さらに、都道府県で毎日稼働する救急車の台数は限られているため、1台が長距離へ搬送にでてしまうとその他の救急車が、長距離搬送にでてしまった担当の地区をカバーすることになります。


救急車が長距離搬送できない理由▼
1.救急車の主要な役割

救急車の主要な役割は、緊急医療を必要とする人々を最も近い適切な医療施設へ迅速に搬送することです。

これには、心臓発作や脳卒中、重大な事故など、命に関わる可能性のある状況が含まれます。
そのため、救急車は常に直近で起きるこれらの緊急事態に対応できるように待機している必要があります。
2.医療資源の制限

救急車とその乗務員は限られた医療資源であり、その使用は最も必要な場合に限定されるべきです。

長距離搬送は時間とリソースを大量に消費し、その間に他の緊急事態が発生した場合、対応できなくなる可能性があります。
3.運用と労働時間の問題
救急車の運用は、シフト制や労働時間の制限など、多くの規則によって規制されています。 長時間の搬送は、これらの規則に違反する可能性があります。
また、乗務員の疲労を考慮すると、長時間の運転は安全上のリスクを伴います。


以上が救急車が長距離搬送をすることができない理由です。
今般、救急需要は増すばかりで、本当に必要な人に救急車が到着するまでに時間を要してるのがメディアでも取り上げられています。
ここでは深くは語りませんが、今一度、本当に救急車が必要な人はどのような人か?
考えてみてもいいのかもしれません・・・・

08 寝たきり患者の長距離搬送は民間救急へ


寝たきりの患者様を車両で遠距離まで搬送するというテーマについて、その概要から緊急時の対応までを詳細に説明しました。

長距離搬送は、直近の医療機関の転院搬送と比較してもリスクは高くなります。
また、患者様の生活の質に直接的に影響するので、全ての搬送スタッフがこれらの情報を理解し、最善の対応を心掛けることが重要です。

ご家族様においても、不安に思うところが大きいはずです。
だからこそ、安心して任せられる業者選びは本当に重要になってきますね。

09 最後に

いかがでしたでしょうか。
長距離搬送についてのイメージは掴めたでしょうか。

「イメージは掴めたけど、実際どんな搬送ができるの?」

そう思われた方、是非弊社の搬送実績をご覧ください!!!
長距離搬送の方法や搬送手段、患者様の簡単なご状態などを記載しております。


▶︎▶︎搬送実績はこちらをクリック 


患者様が遠距離に移動される機会は多くはありませんが、いざ搬送が必要となった場合に慌てずに対応するためにも、事前に概要を知っておくことは極めて重要ですね。

Sun Road救急サービスでは、あらゆる患者様に対応でき、どんなトラブルにも早急に、適切に対応することができます。元東京消防庁救急隊、救急救命士、看護師などの医療スタッフだからこそ、あなたのご家族に最善のサービスを提供できるはずです。
ぜひ、今後の投稿もお楽しみに★


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