対応!
詳細なご相談内容がある方
今回のご相談は、夕方ころにご家族さまから入りました。
ご本人さまは統合失調症の既往が長く、自己中断(服薬が途切れている可能性)が重なったことで、独り言や大声、妄想による興奮、暴言が目立ち、生活がかなり不安定な状態に陥っていました。
ご家族さまが近隣の医療機関へ相談し、緊急受診の受け入れ許可を得たものの、
ご家族さまだけで安全に医療へつなぐのは難しいと判断され、Sun Road精神科救急隊へ依頼となりました。
Sun Road精神科救急隊は、当日の現場だけで勝負しません。
精神科搬送は「搬送前」の準備で結果が大きく変わるため、スタッフはご自宅へ向かう車内から、ご家族さまへ連絡をとり、
・これまでの経緯
・ご本人さまのお人柄
・生活状況
・響きやすい糸口
を、短時間で丁寧に聴取しました。
その中で、ご本人さまが音楽をとても大切にしており、ギターやベースを自作するほどだと分かりました。
この情報が、当日の説得の鍵となります。
夜遅い時間帯、ご自宅に到着。
心理カウンセラーは2階のご本人さまの居室へ向かい、落ち着いたトーンで声かけを開始しました。
ご本人さまは突発的な訪問に驚きつつも、過去に民間救急での搬送経験があったため、状況を察し、
「絶対に病院へは行かない」
と強い拒否の姿勢を示しました。
ここで心理カウンセラーは、病院へ行く話を正面からぶつけません。
まずは最近の困りごと、警察が介入したときの状況、ご本人さまの憤りや不満を、ひとつずつ丁寧に質問しながら聴き、
「わかってもらえない」
「押し切られる」
そういった感覚を減らすことに集中しました。
少しずつ警戒心がほどけてきたタイミングで、心理カウンセラーは”お願い”としてこう切り出します。
「あなたが制作した楽器を、どうか見せてもらえないでしょうか」
その瞬間、ご本人さまの表情がパッと明るくなり、別室へ案内してくださいました。
そこには、ご本人さま手作りのギターやベースが整然と並び、音楽をどれほど大切にしているかが伝わってきました。
心理カウンセラーは、もう一歩だけご本人さまの世界へ入ります。
「もうひとつ、私のわがままを聞いて欲しい。少しでいいので演奏してもらえませんか?」
ご本人さまは嬉しそうに演奏を始め、その見事な腕前に、スタッフも思わず引き込まれました。
演奏を終えたご本人さまは、心理カウンセラーにこう言います。
「あなたも音楽がかなり好きなんですね。
なかなか話の合う人がいなくてね….。
今日はどこの病院に行くの?あなたと色々話しながら病院に行きましょう」
受診を促す言葉を直接ぶつける前に、ご本人さまの側から”病院へ行く”という言葉が出たこの瞬間が、今回の最大の転機でした。
ただし、全体として易怒性はまだ高く、ご自宅を出る直前にご家族さまへ強い口調で迫る場面もありました。
スタッフがそっと間に入り、刺激を増やさず、話題をずらしながら落ち着きを取り戻していただき、最終的にご本人さまはご自身の意思で車両へ向かうことができました。
病院到着後も、病院スタッフの案内に従い、落ち着いた状態で病棟へ。
無事に医療へつなぐことができました。
家族だけでは、到底医療につなげられない状態でした。
大声や暴言が出ると、どうしても怖さが先に立ってしまい、こちらも言葉が強くなって、さらに悪化して….の繰り返しでした。
Sun Roadの皆さんは、家に向かう途中から状況を丁寧に聞いてくれて、”押し切る”のではなく、本人が自分で動ける形を作ってくださいました。
2階から笑い声と、本人の演奏が聞こえてきた時はびっくりしました。
「こういう道があるんだ」と本当に救われました。
ありがとうございました。
Sun Road救急サービスは、実際にご利用いただいたご家族さまから 多数のGoogle口コミをお寄せいただいています。
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