対応!
詳細なご相談内容がある方
今回のご相談は、ご家族さまから公式LINEでいただきました。
ご本人さまは統合失調症の既往があり、過去に入院歴もある一方で、現在は医療への不信感が強く、受診の話題が出ると警戒心が高まりやすい状況でした。
また、近隣トラブルにつながる訴えがあり、警察が定期的に状況確認をしている状況でもありました。
ご家族さまとしては、これ以上こじれる前に、できるだけ穏やかに医療へつなぎたい___その強い思いでのご相談でした。
精神搬送で重要なのは”搬送当日より前”にあります。
ご家族さまからは
「一度、心理カウンセラーの方と直接会って、状況を整理したい」
という希望があり、搬送前に対面での面談を実施しました。
Sun Road精神科救急隊では、行き当たりばったで運任せの説得は行いません。
穏やかな医療介入へ導くために、搬送前から
・これまでの経緯
・苦手な言い方(NGワード)
・安心できる話題
・何をすると不信感が強まるか
など、ご本人さまについての情報を細かく整理していきます。
特に今回は、ドアチェーンがかかったまま接触が始まる可能性が高く、
「玄関前での数分が勝負」になり得ると想定して、社内でブリーフィングを実施しました。
・誰が話すか(声かけ役の一本化)
・スタッフの立ち位置
・興奮が高まった場合の対応手順
・”押す”のではなく”下げる”関わり方
こうした準備が、「説得を放棄しない」姿勢の具体的な中身です。
昼前、ご自宅に到着。
ご本人さまは玄関を開けてくださいましたが、ドアチェーンをかけたままで、スタッフに対する警戒心が強い状態でした。
ここで心理カウンセラーが、穏やかなトーンで会話を開始。
ご本人さまの主張を遮らず、まずは
「そう感じていらっしゃるんですね」
と受け止め、共感的に話を聴いていきます。
ご本人さまの表情が和らぎ、会話が少し談笑に変わったタイミングで、
「もしよければ、チェーンを外してお話しさせてください」
と丁寧にお願いすると、ご本人さまは
「….あんたなら信用できる」
と、チェーンを外してドアを開けてくださいました。
室内に入ってから、ご本人さまは
「かかりつけには絶対に行きたくない」
という強い拒否をはっきり示しました。
ただ、これは想定内でした。
事前の面談で、ご家族さまから「兄はその病院が合わず、嫌な感情が強い」と共有を受けており、Sun Road精神科救急隊は、ご家族さまの了承のもと”新しい受診先(初診)”を事前に選定・調整していました。
ご本人さまが「どれだけ合わなかったか」を話し終えたタイミングで、心理カウンセラーが静かに伝えます。
「実は、そのお気持ち…把握しておりました。
だから今日は、新しい病院を調整しています。」
ご本人さまは一瞬戸惑い、
「そう言って、結局いつもの所に連れて行く気じゃないだろうね?」
と不安を吐露。
心理カウンセラーは、目を見て、短く答えました。
「私を信頼してドアを開けてくださった。
その信頼を踏みにじることは、絶対にしません。」
ご本人さまは静かに頷き、ゆっくりと、ご自身のペースで準備を始めました。
準備の進み方は、とてもゆるやかでした。
思考や行動のまとまりが出にくく、同じ行動を繰り返す場面もありました。
ここでセカスト、せっかく築いた信頼が崩れます。
私たちは、こだわりを尊重しながら、そっと次の行動へ促して行きました。
結果として、ご本人さまはたくさんの荷物を持ちながらも、ご自身の足でご自宅を出て車両へ。
離れた場所で見守っていたご家族さまは、驚きと安堵の表情で涙を浮かべていらっしゃいました。
病院到着後も落ち着いた状態で診察を受け、医師の説明も受け入れ、無事に入院となりました。
ドアチェーンを外してくれるなんて、正直想像していませんでした。
また怖い思いをするのではと、不安でいっぱいでしたが、最初から最後まで丁寧で、本人のペースを守ってくれました。
Sun Roadさんにお願いして本当によかったです。
Sun Road救急サービスは、実際にご利用いただいたご家族さまから 多数のGoogle口コミをお寄せいただいています。
※Google公式ページが開き、最新の口コミをご確認いただけます。

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