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2024年6月6日

双極性障害の理解と対応〜民間救急サービスの役割〜

こんな方におすすめの記事です



双極性障害は、感情の極端な変動を特徴とする精神疾患であり、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
この疾患は、適切な治療とサポートがあれば管理可能ですが、急性期には専門的な対応が必要となることが多いです。

私たち民間救急サービスは、このような精神的な病気を持つ方々の安全かつ迅速な搬送を行い、必要な医療機関へとおつなぎする役割を担っています。

基本的な理解を深め、いち早く適切なサポートを受けられるようぜひ最後までお読みください。


 

【目次】

01 | 双極性障害の基本的理解

02 | 双極性障害の症状

03 | 双極性障害の治療法

04 | 民間救急による対応戦略

05 | 民間救急の役割

06 | まとめ

 


01 双極性障害の基本的理解


双極性障害は、躁状態と抑うつ状態の間で極端に変動する気分の症状が特徴です。
この症状のサイクルは予測不可能で、時には数日から数週間続くことがあります。
躁状態では異常なエネルギー、活動の増加、そして睡眠の減少が見られる一方で、抑うつ状態では極度の悲しみや活動の低下が特徴です。
どちらの状態も日常生活における機能に重大な影響を与えるため、適切な医療の介入が重要です。

02 双極性障害の症状


双極性障害の症状は、大きく分けて「躁状態」と「うつ状態」の二つに分類されます。それぞれの状態の特徴を簡単に説明します。


躁状態 

異常な高揚感や過度の楽観 >> 非常に気分が高揚し、何でもできる気がします。
活動量の増加 >> 極端にエネルギッシュになり、通常より多くの活動を行います。
過剰な自信 >> 自分の能力や重要性を過大評価します。
衝動的な行動 >> 無計画な買い物、無謀な運転、リスクの高い行動などが見られます。
睡眠の減少 >> ほとんど眠らなくても疲れを感じません。

 


うつ状態 

持続的な悲しみや空虚感 >> 常に悲しみや無力感を感じます。
興味や喜びの喪失 >> 以前楽しんでいた活動への興味がなくなります。
疲労感やエネルギーの低下 >> 常に疲れていると感じ、日常の活動が困難になります。
集中力や決断力の低下 >> 集中するのが難しく、簡単な決断も困難に感じます。
自殺念慮 >> 死にたいという強い思いが現れることがあります。

 


双極性障害の症状はこれらの状態が交互に現れることが特徴であり、各状態の持続期間や頻度は個々によって異なります。
適切な治療とサポートにより、症状を管理することが可能です。

03 双極性障害の治療法


双極性障害の治療法は主に【薬物療法】と【心理療法】の二つが中心となりますが、【ライフスタイルの見直し】も必要となってきます。
以下でそれぞれの治療法をわかりやすく説明します。

1. 薬物療法

薬物療法は、双極性障害の症状をコントロールするために非常に重要です。
主に以下の3種類の薬が使われます。


【気分安定薬】
気分の変動を抑え、安定させる薬です。リチウムやバルプロ酸などが一般的です。

【抗精神病薬】
特に躁状態や混合状態の治療に用いられます。オランザピンやクエチアピンなどが使われます。

【抗うつ薬】
うつ状態の治療に使われますが、躁状態を引き起こす可能性があるため、気分安定薬と併用されることが多いです。

2. 心理療法

心理療法は、患者が自分の感情や行動を理解し、管理するための手助けをします。
以下の方法が一般的です。

【認知行動療法(CBT)
患者がネガティブな思考パターンを認識し、それをポジティブなものに変える手助けをします。


【家族療法】
家族も治療に参加し、患者をサポートする方法を学びます。これにより家庭内のストレスを減らし、再発を防ぐことができます。


【対人および社会リズム療法(IPSRT)】
日常生活のリズムを整え、安定させることで、気分の変動を抑えることを目指します。

3. ライフスタイルの調整

治療の一環として、患者のライフスタイルの見直しも重要です。

規則正しい生活
毎日のスケジュールを一定に保つことが、気分の安定に寄与します。

適度な運動】
運動はストレスを減らし、全体的な気分を改善する効果があります。


アルコールや薬物の制限】
これらは気分に悪影響を及ぼすため、避けることが推奨されます。



双極性障害の治療は、個々の患者の症状や状態に合わせて調整されるため、医師と綿密に連携しながら進めていくことが重要です。

04 民間救急による対応戦略


民間救急のスタッフは、双極性障害の症状に対して高い警戒を持って対応します。
躁状態または抑うつ状態の患者さんに接触する際は、落ち着いた環境を提供し、刺激を最小限に抑えることが重要です。

具体的には、患者さんの感情に耳を傾け、理解を示し、安全で穏やかな方法で医療機関への移送を促すことが求められます。
患者さんが抵抗感を示した場合は、過度に圧力をかけず、代わりに信頼関係を築くことに注力します。

05 民間救急の役割


双極性障害の症状は治療によって管理が可能であり、早期介入によって患者さんの生活の質を大幅に改善することができます。
民間救急サービスは、このような精神疾患を持つ患者さんが迅速かつ安全に必要な医療を受けられるよう支援するための役割を担っています。
私たちは、専門の知識を持ったスタッフが双極性障害の症状を正確に理解し、適切な対応を行うための継続的な訓練を重視しています。

精神疾患に対する社会の理解が深まる中で、民間救急サービスの貢献はさらに重要になってきています。
双極性障害を持つ患者さんが直面する多くの挑戦を克服し、彼らが健康で充実した生活を送れるよう、支援の手をさらに強化していくことが私たちの目標です。
患者さんとその家族に対して教育と情報を提供することも、誤解を解消し、支援を広げる上で重要な役割を果たします。


>>以下のコラムも併せてご参考ください

06 まとめ


双極性障害の患者さんの適切なサポートと治療へのアクセスを保障することで、私たち民間救急サービスは、これらの患者さんがより良い未来を築く手助けをすることができます。

私たちの使命は、どのような患者さんにおいても患者さん一人ひとりに最適なケアを提供することにあります。この使命を果たすために、今後も患者さんへの理解と支援を深めていく所存です。

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