都内医療機関〜北海道内医療機関【医療搬送】

搬送内容

年齢 / 性別：60歳代/ 女性

体格：小柄

同乗者：家族

医療処置：なし

病名：頸椎損傷

搬送車両：航空機

介助員：救急救命士

搬送経路：病院〜病院

お問い合わせ

搬送の約1ヶ月前、病院の相談員の方からご依頼がありました。
お話を伺うと、頸椎損傷で入院中の患者さまを、地元の北海道の病院に転院させてあげたいとのことでした。

弊社では早速、「車両」、「新幹線」、「航空機」それぞれの搬送経路を算出し、それぞれのメリット及びデメリットをお伝えさせていただき、患者さまにとって最適な移動方法を数日間に渡り協議させていただきました。

>> 協議の結果、「航空機」による搬送が決定し、弊社では早速準備に取りかかりました。

＊Sun Roadの注目ポイント＊

弊社では、ご依頼者さまのご負担をできる限り軽減するため、移送手段に関わる全ての調整を一括して行います。
北海道に向かう航空機の座席の確保や、空港内での移動方法、必要書類や持込み資器材の申請など、幾多に渡る項目を航空会社と協議すると同時に、現地の空港から目的地の病院までの移送業者も手配します。

搬送当日

航空会社から予め提示された集合時間に間に合うよう、患者さまのもとに向かいます。
弊社スタッフがご挨拶させていただくと、患者さまはニッコリと微笑み「今日はよろしくお願いします」と返答されました。

患者さまは頸椎損傷の影響で四肢を全く動かせない状態であるだけでなく、自律神経の調整も阻害されているため、発汗が多い状態でした。
介助スタッフがこまめに患者さまの汗を拭き取りながら弊社の車両に向かいました。

空港に到着すると、航空会社の搬送チームと打ち合わせが行われました。
ストレッチャーのままでの移動となるため他の旅客とは異なるルートで搭乗することになります。
手荷物検査を受けたのち、特殊な車両に乗り込み、飛行機の後方から搭乗しました。

飛行機内は、最後尾に簡易ベッドが既に設置されており、患者さまは進行方向を頭側にして横になります。
患者さまのプライベートを確保するため、離着陸体制時以外はカーテンを閉めて過ごすことができました。約1時間の空の旅です。

北海道の空港に到着すると、現地民間救急業者さまが待ち構えていてくれました。
空港スタッフから引き継いだ後、目的地の病院までは車両での移動となります。
北海道の道路は、路面の隙間に溜まった水分が凍って拡張し、道路が割れてまうそうです。更に、割れた箇所にアスファルトを流し込むため、縫い目の様な凸凹が至る所に点在します。

しかし、そこはさすが現地の民間救急です！
凸凹を上手にかわしながら振動を抑えた走行をしていただきました。
目的地の病院に到着すると、明るい看護師さんたちに迎えられ、患者さまは無事に転院を完了することができました。

患者さまは地元に戻って来られてホッとしたとのことでした。
今後、少しずつリハビリを行いながら体力を戻していただき、ご家族さまの近くでゆっくりとお過ごしいただけるよう弊社スタッフ一同願っております。

ご利用者様の声

【ご依頼者さま】

以前Sun Roadさんにご依頼させていただいたことがあります。
彼らは元々、東京消防庁の救急隊だったそうです。礼儀正しく、言葉も丁寧、複雑な調整も担ってくれて、搬送能力は一流。何一つ不安も文句もない、珍しい業者さんです。
今回は、頸椎損傷のため慎重な搬送が必要な患者さまでしたが、不安なく依頼させていただきました。飛行機を使った移送は、依頼から数日間で実現できるものではありません。
チケット手配や申請書類などの確認で数週間はかかるものですが、進捗状況を丁寧にご報告くださり、非常に助かりました。
今後また何かあれば、真っ先に相談させていただきます。

【同乗者（ご家族さま）】

身体の不自由な妹を、私の住む北海道の病院に転院させることになりました。
遠距離なため、そもそも移送が可能なのかと不安になりましたが、入院先の相談員の方が、素晴らしい業者さんを知っているとのことでお任せいたしました。
蓋を開けてみたら、想像以上に素晴らしい対応で驚きました。
細かいところまで気を配っていただき、おかげさまで妹も快適に移動ができたと思います。
今後また遠方に移動が必要な際は、ご相談させていただきます。