関東地方医療機関〜中国地方医療機関【新幹線搬送】

搬送内容

年齢 / 性別：60歳代 / 女性

体格：小柄

ADL：全介助

同乗者：家族

医療処置：喀痰吸引（気管切開）／経鼻経管栄養

病名：低酸素脳症

搬送車両：新幹線/救急車

介助員：看護師

搬送経路：病院〜病院

お問い合わせ

搬送の約4ヶ月前に、ご家族さまから弊社の公式ラインアカウントにご相談がありました。
関東地方の病院に入院中のお母さまを、ご家族が住む中国地方の病院に転院させたいとのことでした。

弊社では、ご依頼前に公式ラインアカウントより御見積もりのシュミレーションを行うことができます。まずは、大まかな住所と医療処置等をご教示いただくことで概算の御見積もり額を提示させていただいております。

搬送の約2ヶ月前、正式に病院から転院の許可が下りたとのことで、再度ご家族さまからご相談がありました。

弊社では、出発地から新幹線乗車駅までの車両による搬送、多目的室を含む新幹線チケット手配、新幹線降車駅から目的地までの移送業者手配までを一括して行うことができます。

更に、医療従事者である弊社の搬送調整員が、各医療機関とご家族さまの間に立って、患者さまの移動に伴う医療処置や介助方法などを協議させていただくため、移動に伴うご家族さまの負担をできる限り軽減することができます。

搬送手段やスケジュール等、改めて詳細にご説明させていただき、ご家族さまにご納得いただいた後、ご契約となりました。

今回ご移動される患者さまは、低酸素脳症により神経学的な問題が生じていることから、気管切開部位からの吸引、経鼻経管栄養投与など繊細な手技が求められるため、移動中の介助員は弊社の看護師スタッフを同乗させることとなりました。

LINEで料金シミュレーション

搬送当日

目的地である病院側からの来院指定時間を逆算し、当日は出発地の病院に朝5時頃到着しました。
院内では既に退院の準備が整っていたため、患者さまを弊社のストレッチャーに移し替え、車両に向かいます。
同時に、弊社の看護師スタッフは病棟看護師さんから申し送りを受け、移動中の医療処置について最終確認を行いました。

東京駅に向かう車内では、弊社の看護師スタッフが患者さまのバイタル測定や吸引等を行い、患者さまの経時的な変化を記録します。

東京駅に到着すると駅員さんの誘導のもと、新幹線乗車ホームまで東京駅構内をストレッチャーで移動します。
ホーム上でしばらく待っていると、いよいよ患者さまが乗車される新幹線が到着しました。
弊社スタッフが布製の担架を使用して、患者さまを「多目的室」に移動します。
移動後は、横になったままの姿勢で新幹線降車駅まで向かうことができます。

多目的室内では常に弊社の看護師スタッフが付き添い、患者さまの状態を確認しながら適宜必要な医療処置を施すことができます。
約3時間の新幹線の旅です。患者さまは外の景色を眺めたり、朝の出発が早かったこともあり、ウトウト眠りながら穏やかな時間を過ごしました。

新幹線降車駅に到着すると、駅のホームには弊社が手配した現地民間救急業者さまが待機していました。
引き継ぐ民間救急業者さまの看護師スタッフに、移動中の状況を申し送り、弊社は引き揚げとなりました。

その後、引き継いだ現地民間救急業者さまから無事に搬送を終えたとの報告が入り、弊社スタッフ一同、ホッと胸を撫で下ろしました。
ご家族さまが住む近くの病院に転院できたことにより、今まで以上にご家族さまとの時間を過ごすことができるかと思います。

患者さまがご家族さまの愛情に包まれ、穏やかに過ごされることを弊社スタッフ一同、心より願っております。

新幹線での移動について詳しく知りたい方はこちらをご参考ください▼

新幹線に個室？民間救急なら、医療処置をしながら新幹線で移動できます！

ご利用者様の声

遠方で入院中の母を私が住む近くの病院に転院させたいと思い、Sun Roadさんに相談させていただきました。まだ何も決まっていない状態で相談させていただいたにも関わらず、概算料金をはじめ、移動手段や移動に伴うリスクなどを丁寧に教えていただきとてもに助かりました。
移動が決まった後も、それぞれの病院と連絡を取っていただき、専門的な医療処置の方法などを確認していただいて、とても心強く感じました。
搬送スケジュール表も作成していただいて、当日の動きについてとても分かりやすく安心しました。
大切な母と、近くで過ごすことができるのもSun Roadさんのおかげです。
本当にありがとうございました。