年齢 / 性別:50歳代 / 女性
体格:普通
ADL:自立
同乗者:夫、娘
医療処置:なし
病名:不明(不穏行動)
搬送車両:救急車
介助員:救急救命士
搬送経路:自宅〜病院
ある日の午後、弊社スタッフの携帯電話が鳴りました。
弊社スタッフが救急隊時代、共に働いていた仲間からでした。
お話を伺うと、現在扱い中の救急事案において、傷病者の女性が不穏行動を取り、搬送を拒否して暴れているとのこと。
救急隊が観察した結果、命に関わる異常は全く認められないものの、何らかの精神疾患を示唆するような行動を取っているとのことでした。
かかりつけ医療機関もなく、救急隊による搬送を全力で拒否しているが、家族からは「何とかしてほしい」との要望を受け、現場を離脱できずに困っているとのことでした。
『救急』では対応不可?>>> 家族に知っておいてほしいこと
ここでひとつおさらいですが、「救急医療」の最たる目的は「命を救う」ことです。
交通事故などの外傷や、心筋梗塞などの予期せぬ怪我や病気に対応するための医療であることから、精神患者さんが大量の薬物を服用したなどのケースを除き、「不穏行動がある」だけでは救急病院では対応できません。
その理由のひとつに、医師は一度受け入れたら最後まで診る義務がありますが、「精神疾患」の治療は一朝一夕で終わるものではなく、そもそも「精神科医」が病院の「救急科」に配置されていることがほとんどないため、受け入れることができないのです。
そのため、行政救急が精神患者さまを扱った場合、救急要請者と医療機関の板挟みに遭い、長時間現場に留まらざるを得ない状況が多発しているのが現状です。
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弊社スタッフは早速ご家族と連絡を取り、救急隊を現場離脱させるとともに、当日受診できる精神科医療機関の調整を開始しました。
30分後、ある病院から19時までに来院できれば診察可能との回答を頂き、車両と人員を整え、患者さまの元に向かいました。
患者さまのご自宅に到着すると、ご主人さまの案内がありました。
「支離滅裂で何を言ってるのか分からない。とても興奮している。」とのことでした。
スタッフが患者さまの元に向かうと、患者さまは暗い台所に立ち、「祈り」を捧げているような状況でした。スタッフが声をかけると一度振り向くもまた祈る・・
こちらの問いかけにも、確かに支離滅裂な回答が返ってきました。
患者さまの身なり、皮膚の状態、頭髪の状態を鑑みると、自分で身の回りのことができていないのは明らかで、精神科の受診が必要な状態でした。
その旨を患者さまに説明したところ、突然非常に興奮し、患者さまが怪我を負う可能性があっため、スタッフが患者さまを抱えてストレッチャーに移動し、そのまま救急車内に収容しました。
救急車内は突起物や硬い素材の資器材が多数あるため、当初は四肢を抑えつつも、少しずつ条件をつけながら拘束を緩めていきます。患者さまの興奮は続き、スタッフに対し罵声を浴びせますが、スタッフの説明と説得により患者さまは少しずつ冷静さを取り戻していきます。
最終的にスタッフに対して心を許し、ストレッチャーから診察台に移動する際、スタッフに「お姫様抱っこ」を要求するまでの信頼を得ることができました。
患者さまは診察中も落ち着いて医師の説明を聞き、無事に入院することができました。
今後、患者さまの精神状態が安定し、ご家族とともに温かい生活を取り戻すことができるよう、弊社スタッフ一同心より願っております。
数日前から妻の様子がおかしく、突然泣いたり、怒ったり、踊り出したりと非常に不安な状態でした。徐々に症状も酷くなり、思わず119番通報してしまいましたが、救急隊では対応できないことが分かり、愕然としていたところ「精神科救急専門」のSun Roadさんを紹介していただきました。
Sun Roadさんから教わった病院が初診にも関わらず受け入れてくれることになり、本当に助かりました。スタッフの方の説明に妻は興奮してかなり大暴れしていましたが、上手な説得で妻は寧ろ上機嫌になり、本当に驚いたと同時に心から感謝いたします。
今後とも何かあれば相談させていただきたいと思います。
運賃、介助料、交通費、精神対応加算、など
合計金額 約130,000円
※走行距離、対応時間、医療処置内容により、費用は変動します。
★搬送をご検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
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