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Works 搬送実績
2024年9月6日
精神病患者搬送

自宅〜都内精神科医療機関【説得】

搬送内容

年齢 / 性別:30歳代 / 男性

体格:普通

ADL:自立

同乗者:なし

医療処置:なし

病名:不明(自殺企図)

搬送車両:救急車

介助員:救急救命士

搬送経路:自宅〜病院

お問い合わせ

搬送の約半月前、患者様のご兄弟より弊社の「精神総合相談窓口」にご相談がありました。

お話を伺うと、患者さまである「弟さま」は3ヶ月前から突然の「めまい症状」に悩まされているそうです。大学病院で様々な検査を行うもはっきりとした原因が分からず、症状増悪による日常生活動作の低下や、将来の不安により徐々にご本人さまの精神が蝕まれ、最近では毎日のようにご家族さまに強く当たってしまったり、「もう死にたい」などの発言が見られるようになったため、弊社へのご相談に至ったとのことでした。

弊社では、心理カウンセラー資格を持つ救急救命士を専属相談員として割り当て、ご家族さまに寄り添いながら、今後の対応について一緒に検討していきます。

今回のご相談において非常に難しい点は、問題の主座が「めまい」であることです。

また、ご本人さまはご自身の症状を「めまい」が起こる代表的な疾患である「メニエール病」であると思い込んでいる(主治医からは否定されている)ため、精神科への受診は拒否しているといった点もご家族さまの判断を困らせている要因でもあります。

弊社としても患者さまが「死にたい」との発言のみで精神科への入院に至るケースは経験がなく、現実的にも難しいと考えていました。

心理カウンセラーとご家族さまは連絡を取り続け、ご本人さまの様子を見守ることとなりました。

進展があったのは、ご相談を受けてから数週間後のことでした。

依然ご本人さまの「めまい症状」が軽快しない中、お母さまへのメールに対し、「死ぬためにぶら下がり健康器具を購入した」との内容の連絡が入り、更には「実際に首をかけたが失敗した」とのことでした。

確かに、ご本人さまとしては「めまい」が辛すぎて、死んでしまった方が楽だという思考になってしまうことは理解ができます。

しかし、「死にたい」との発言だけであったたものが徐々にエスカレートし、実際に「死ぬため」の器具を購入して、「行動に移した」ということについては、精神科救急隊として見逃すことはできません。

何度もトライしているうちに偶然成功してしまい、死に至ってしまう可能性は十分考えられるからです。

弊社では早急に、精神科医療機関とご家族さまをお繋ぎして、「医療保護入院に向けた診察」の調整を行なっていただき、2日後の診察が決定しました。

搬送当日

当日は、医療機関から提示された診察時間に間に合うよう、患者さまのご自宅に向かいます。

今回の搬送においてご家族さまから「恨まれてしまうと、今後の生活に支障があるので強制的な搬送は控えてほしい」とのご要望がありました。

弊社が提供させていただく精神搬送サービスでは、穏やかに医療にお繋ぎすることがご本人さまが治療に前向きになれる第一歩と考え、抑制を伴う搬送は最終手段と位置付けております。

患者さまのご自宅に到着すると、ちょうどお母さまと患者さまが接触している状態で、コンビニエンスストアからご自宅に帰るところでした。

私たちの姿に少し驚かれた様子でしたが、具合が悪そうに歩行するご本人さまに対し、スタッフが今までの苦悩を労う言葉を掛け、これから病院に向かう旨を説明したところ、ご本人さまの了承を得ることができました。

病院へ向かう車内では心理カウンセラーにより、ご本人さまが治療に前向きな気持ちがとれるよう、そして入院後にご家族さまに強い気持ちが向かないようカウンセリングが行われます。

ご本人さまは志を持ち、会社で勤務していたところ突然原因不明の「めまい」を発症しました。何とか自力で病院へ行こうとしたり、症状が落ち着いている時は体力が落ちないよう運動などを行い、ご自身の病に対し孤独に抗っていらっしゃいました。

ご本人さまは死を選択するほどの苦痛と不安に押しつぶされそうになっていたと同時に、ご家族さまもまた、そんなご本人さまの様子をただ見守り、ご本人さまが感じる不安、苦しみ、怒りをじっと受け止めていらっしゃったのです。

そういった会話をしていくうちに、ご本人さまの感情は「家族への感謝の気持ち」へと変わり、号泣されたのでした。

院内に入り医師の診察が開始されると、強いめまい症状が起こってしまいました。

医師としても、めまいが原因で精神状態が悪化しているのは間違いなさそうであるが、本格的な自殺企図が見られる以上、入院加療が必要であるとの判断により、ご本人さまは入院となりました。

今後、ご本人さまに対し内科的、精神科的な治療が施されお身体の健康を取り戻すと共に、支えていただいたご家族さまとも更に温かい関係を構築していただけることを弊社スタッフ一同心から願っております。

【Sun Road 精神総合相談窓口】
こんなお悩みありませんか?
▶︎認知症などの症状が増悪し、本人との会話がままならない…
▶︎精神病の陽性症状が強く見られ、どう接したら良いか分からない…
▶︎本人が処方薬の服用を中断し、どのような対応したら良いかわからない…
▶︎精神病院の退院後、精神症状が改善せず悩んでいる…

〜 一人で悩まずにSun Roadと一緒に解決を 〜

ご利用者様の声

息子が突如として強いめまい症状に悩まされ、有名な大学病院へ行ってもなかなか原因が分からない状態が続いていました。息子は徐々に苛立ちを見せ、私に対して強い言葉で責め立てるようになり、どうしたら良いか分からなくなってしまいました。

そのような中で、Sun Roadさんのことを知り問い合わせたところ、心理カウンセラーの方が常に連絡をしてくださり、強い味方ができた思いでした。

私たちと直接面談してくださったり、夜遅くまでお電話で相談に乗ってくださり、最終的には入院先の病院まで探していただきました。

当日も、息子に寄り添った会話をしていただき、自分の足で病棟に上がっていきました。

本当に助かりました。

本人は今、治療に専念しており、少しずつ病状も軽くなってきているようです。

この先もどうなるかまだ分かりませんが、Sun Roadさんが近くにいてくださることは家族にとって大きな心の支えです。

今後ともよろしくお願いいたします。

参考概算金額

運賃、介助料、高速費、精神対応加算など

合計金額 約210,000円 

※走行距離、対応時間、医療処置内容により、費用は変動します。

搬送をご検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

※相談料、お見積もり無料

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