対応!
詳細なご相談内容がある方
今回のご相談は、弟さまからでした。
ご本人さまはこれまでご両親さまの介護を一生懸命担ってこられ、資格を取るほど責任感の強い方だったとのこと。
ところが、半年前にご両親さまが立て続けに他界。
そこからご本人さまは自宅に引きこもり、食事が摂れない状態が続くようになっていきました。
「病院に行こう」というご家族さまの声かけにも、ご本人さまは強く拒否。
精神症状の悪化に加えて、食事が摂れないことによる内科的なリスクも心配される状況で、Sun Road精神科救急隊へご依頼となりました。
心理カウンセラーが事前に丁寧な聴取を行う中で、経緯が少しずつ浮き彫りになっていきました。
ご本人さまはとても優しく家族想いで、親族からの援助が少ない中でも、ご自身を追い込むように介護を続けてこられたとのこと。
しかし、ご両親さまが亡くなった後、周囲から心ない言葉を浴びてしまい、自責の念が強まり、適切なグリーフケア(喪失に対する支え)が得られないまま、重度のうつ状態へ傾いていった可能性がありました。
Sun Road精神科救急隊では、こうした”背景”を理解したうえで、当日の声かけや距離感をチームで統一するため、社内ブリーフィングを実施。
「どんな言葉を使うか」「どの順番で関わるか」「どこまで介入するか」を搬送前に具体化したうえで現場へ向かいました。
当日、ご家族さまの案内でご本人さまのお部屋へ伺うと、ご本人さまは頭から布団をかぶり、こちらからの呼びかけに反応がありませんでした。
それでも私たちは急かしません。
心理カウンセラーが、事前に得た情報をもとに、静かなトーンでひとつずつ声をかけていきます。
・介護を本当に頑張ってこられたこと
・ご両親さまを大切に想ってきたこと
・心ない言葉を浴びてしまったこと
・それでもここまで生きてきたこと
問いかけというより、「寄り添い」として、ゆっくり積み重ねていきました。
そして、現在の状態から内科的なリスクも否定できないため、まずはバイタル測定をお願いしてみました。
するとご本人さまは布団をかぶったまま、そっと腕を差し出し、血圧測定を了承してくれました。
血中酸素飽和度、脈拍、呼吸…と進めるたびに、少しずつ心の距離が縮まっていきます。
体温測定の段階で、初めてご本人さまの表情をうかがうことができました。
ご本人さまは、大粒の涙を流していました。
「一緒に病院へ行きましょう」
心理カウンセラーの言葉に、ご本人さまは静かに首を横に振ります。
手足は痩せ、皮膚も乾燥しており精神科救急隊として見過ごせる状態ではありませんでした。
そこで布製担架を準備し、一動作ごとに説明を行いながら、安全第一で移動を開始。
一瞬抵抗はあったものの、力はなく、担架へ収容することができました。
近隣住民への配慮として、ストレッチャーへ移動後は毛布で全身を覆い、迅速に車内収容。
移動中、ご本人さまは発語は少ないまま涙を流し続けていました。
心理カウンセラーは無理に言葉を足さず、ただ静かにそばにいて、涙を拭いながら付き添います。
病院到着後、診察の結果、即入院が決定。
病棟のベッドまでお搬びし、引き継ぎとなりました。
帰り際、ご本人さまは小さな声で
「ありがとうございました」
とスタッフに伝えてくださいました。
私たちはそっと手を握り、病棟を後にしました。
もう、本人が何を考えているのかも分からなくなっていて、声をかけるほど拒否されるのが怖かったです。
でも、スタッフの方が静かに寄り添ってくれて、本人は何も話さないなか、優しく声かけを続けてくれていました。
最後に本人が「ありがとうございました」と言ったと聞いて、涙が出ました。
本当に助かりました。
Sun Road救急サービスは、実際にご利用いただいたご家族さまから 多数のGoogle口コミをお寄せいただいています。
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