年齢 / 性別:80歳代 / 女性
体格:小柄
ADL:全介助
同乗者:なし
医療処置:尿道バルーン
病名:認知症/パーキンソン病/変形性膝関節症
搬送車両:新幹線/救急車
介助員:看護師
搬送経路:病院〜施設
搬送の2週間ほど前、ご家族さまより弊社公式LINEにご相談がありました。
お話を伺うと、秋田県内の病院に入院中のお母様が、息子さまが住む京都府内の高齢者施設に移ることになったため、搬送業者を探しているとのことでした。
弊社では早速公式LINEにてお見積もりを提示し、ご検討いただきました。
数日後、ご家族さまからご回答いただき、正式にご依頼いただきました。ご希望日も添えていただいたため、弊社では早急に新幹線チケット及び連携業者との調整に入ります。
全ての行程にかかる所要時間は10時間を超えるため、オムツ交換や吸引の頻度、昼食や間食の摂り方や内服薬のタイミングについてなど、医療従事者同士で専門的な打ち合わせが行われます。
同時に、現地の搬送業者の選定や多目的室を含めた新幹線のチケット予約が進められ、当日に備えます。
搬送元の出発時間は朝8時となります。
スタッフは前日に病院近くのホテルに前泊して対応しました。
現地搬送業者と病院で合流し、ご本人さまをお迎えします。
スタッフは入院先の担当看護師から最終的な「申し送り」を受け、いよいよ京都に向けておよそ1100kmの距離の大移動が始まります。
まずは車両で新幹線乗車駅に向かいます。
ご本人さまは、車内から久しぶりの外の景色を眺めながら車の旅を楽しんでいらっしゃいました。
新幹線車内ではスタッフと共に「多目的室」という個室に入り、フルフラットの座席で横になったり、座ったりしながら過ごしました。
ご本人さまの臀部には「褥瘡」があったり、腰椎圧迫骨折の既往があるため、長時間の同じ姿勢は痛みを伴うため、スタッフの介助により体位を随時変換していきます。
東北地方から関西地方までの直通新幹線はないため、一度東京駅で乗り換えとなります。
東京駅に到着すると、予め弊社が依頼しておいた車椅子が準備されており、駅員さんの誘導のもと東海道新幹線に向かいます。
発車時刻までに少し時間があったため、内服薬の服用と間食のお手伝いをしました。
東海道新幹線内においても、「多目的室」の中でお過ごしいただきました。
出発して間もなく、ご本人さまは長時間の移動で足腰の痛みが強くなってきているようでした。
ご本人さまは表面的なコミュニケーションは取れるものの、具体的な意思の疎通は難しいため、スタッフはご本人さまが楽な姿勢が取れるよう微調整を行い、適切な体位を探ります。
ご本人さまが痛みを訴えない体位を整えてオムツを交換したところ、気付けばご本人さまはスヤスヤと眠っていらっしゃいました。
京都駅に到着すると、現地搬送業者が車椅子を準備して待機していました。
ここからあと30分でようやく目的地に到着です。
先ほどまで眠たそうにしていたご本人さまも、交通量や人の多さに目を丸くしていらっしゃいました。
ようやく目的地の施設に到着する頃にはすっかり日も暮れて、施設では夕食の準備が進められていました。
ご本人さまが入居されるお部屋に到着すると、ご家族さまがお待ちしていました。
ご家族さまの安心したお顔を見て、スタッフはホッと一息。
施設医療スタッフに搬送時の様子などを申し送り、弊社は引揚げとなりました。
ご本人さまにとって、長時間のご移動は大変だったかと思います。
ゆっくり休まれて、綺麗な施設で新しい生活を楽しんでいただけたらと思います。
秋田の病院に入院中の高齢の母を、私の住む京都の施設まで移すことになりました。
家族だけで移動するのは難しいと思い、搬送してくれる業者さんを探していました。
Sun Roadさんにご相談したところ、移動のための手段については家族の代わりに全て行ってくれるとのことで、Sun Roadさんにお願いすることにしました。
秋田と京都の搬送業者さんの手配や新幹線チケット購入など、本当に全ての事を調整していただいた上、私たちには分からない医療的なことまでしっかりと打ち合わせしていただきました。これで家族の負担は相当減らすことができ、非常に助かりました。
搬送スケジュール表を作成していただいて、当日の流れも非常に分かりやすく把握することができました。
当日も母の様子を各フェーズ毎に知らせてくれたので安心できました。
無事に施設に到着でき、心から感謝しております。
ありがとうございました。
運賃、介助料、高速費、新幹線チケット代など
合計金額 約368,000円
※走行距離、対応時間、医療処置内容により、費用は変動します。
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