対応!
詳細なご相談内容がある方
ご相談は、ご本人さまのご家族さまからでした。
ここ最近、「体が苦しい」と大きな声で訴えることが増え、生活が不安定になっているとのこと。
過去のご家族歴や経験から、
精神科・心療内科という言葉に強い抵抗感や不信感をお持ちで、
保健所を通じて訪問した医師に対しても、なかなか心を開けなかったといいます。
そこで今回は、
「内科的な精査を含めた総合的な診察」という形をとり、
できる限り刺激を与えず、説得による穏やかな搬送介入が求められました。
当日は、ご本人さまの興奮を避けるため、
インターホンは鳴らさず、合鍵を使用して静かに入室。
ご家族さまには視界に入らない位置で待機していただき、
Sun Road精神科救急隊のみで対応を開始しました。
ご本人さまは入浴中。
私たちは玄関で待機しながら、
といった環境観察を慎重に行います。
驚かせないこと。
これが、精神科救急隊にとって最も大切な初動です。
お風呂から出てこられたタイミングを見計らい、
洗面所の外から心理カウンセラーが、穏やかな声で声掛けを開始しました。
「今日は、体の状態を一度しっかり診てもらいましょう」
短く、わかりやすく。
専門用語は使いません。
準備をされる間も、何気ない会話を続けながら、
を丁寧に観察していきます。
「精神科」に対する拒否は強くありましたが、
怒りや攻撃性は認められませんでした。
そこでスタッフは、
過去に救急の現場で経験してきたこと、
医療がもう一歩早く入っていれば救えたかもしれない命について、
ご本人さまの目線で、ゆっくりと話をしました。
次第にご本人さまは頷き、病院へ向かう準備を始められました。
服装について尋ねられ、
スタッフが壁に掛かっていた服を指差します。
白いワイシャツに黒いスーツ。
玄関に立つその姿は、
長年組織を率いてきた経営者そのものでした。
車内でも落ち着いた様子で、
道中は昔の仕事の話などを聞かせてくださいました。
診察時も終始穏やかに医師の説明を聞かれ、
最終的に入院を受け入れられました。
ここまで静かに、本人が納得した形で病院へ行けるとは思っていませんでした。
無理やりではなく、“話をしてもらえた”ことが本当にありがたかったです。

精神疾患搬送や長距離搬送など、患者様の状態に応じた搬送のご予約・ご相談を承ります。
詳細なことが決定していない場合でも、まずはお気軽にご相談ください。
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