対応!
詳細なご相談内容がある方
今回のご相談は、お母さまから「精神総合相談窓口」へお問い合わせがありました。
ご本人さまは発達障害・強迫性障害の既往があり、服薬や通院を拒否する状態が続く中で、生活が少しずつ破綻していっていました。
日常では、
・トイレに行くたびに着替える
・手洗いが止まらない
・トイレットペーパーを大量に使い、床に敷き詰める
といった行動が強く出ており、「〇〇しなければ…」という強迫観念に縛られて、休めない日々が続いていた様子がうかがえました。
さらに、ご本人さまはお母さまへの暴言や暴力が出る一方で、強い依存や不安の訴えもあり、
「死ぬ時はお母さんと一緒」
「俺だけが大事だよね?」
といった言葉が繰り返される状況でした。
お母さまは恐怖心から別居を選ばざるを得ず、長い間、限界ぎりぎりで耐えていらっしゃいました。
精神科搬送は、当日の説得だけで成立するものではありません。
Sun Road精神科救急隊は「搬送前」を最重要視し、心理カウンセラーが事前に入念な聞き取りを行います。
今回も、電話での相談を重ねる中で、
ご本人さまのこれまでの経緯・お人柄・現在の状態が少しずつ明らかになっていくのと同時に、
依頼者であるお母さまの不安も少しずつほどけていきました。
その後、社内ブリーフィングを実施し、当日の対応を細部まで協議。
通常は刺激を避けるため心理カウンセラー1名で初期接触をすることもありますが、今回は事前情報から
「同時接触が安全」と判断し、スタッフ3名での接触方針となりました。
当日、お母さまによる開錠後、スタッフはご本人さまのお名前を呼びながら室内を確認していきます。
そこで目に入ったのは、異様とも言える環境でした。
電球はすべて外され、窓は段ボールで塞がれ、廊下にはアルミホイルが隙間なく敷き詰められており、その上にトイレットペーパーが撒き散らかれていました。
「汚れ」「不安」「恐怖」から身を守るために、ご本人さまなりに世界を作り上げていたのだと思われます。
最奥の部屋の扉を開けると、ご本人さまは部屋の隅で裸のままうずくまり、震えていました。
その瞬間、私たちは事前にスタッフ間で決めていた声がけを徹底しました。
「もう大丈夫」
「助けに来たよ」
「本当に今日までよく頑張ったね」
ご本人さまは途切れそうな声で、
「ごめんなさい。。怖くて部屋から出られなかった」
と、絞り出すように伝えてくれました。
スタッフは毛布で包み、身体を支え、背中をさすりながら、
「もう大丈夫。何も心配はいらない。本当によく頑張った。助けに来たよ。」
と繰り返します。
ご本人さまは震えながら泣き出しました。
よほど孤独と不安の中で、一人で戦ってきたことが垣間見えた瞬間でした。
Sun Road精神科救急隊が大切にしているのは、”搬送当日だけの勝負”にしないことです。
“その前の前”から状況を理解し、チーム全員がご本人さまの背景を共有し、限りなく「共感的理解」に近づいた状態で現場に入ります。
それは、ただ優しい言葉をかけるためではありません。
ご本人さまの人生の中にある怖さや孤独に触れ、「医療へつながる一歩」を一緒に踏み出せる状態を作るためです。
この日も、ご本人さまはスタッフに支えられながら、少しずつ呼吸を整え、
やがてご自身の足で立ち、歩き、車両へ向かおうとされました。
その姿を見たお母さまは、崩れるように泣いていました。
怖さの中でも見捨てられなかった日々と、ご本人さまへの愛情が、その涙に詰まっていたように感じます。
医療機関到着後も、ご本人さまは病院スタッフの案内に従い、落ち着いて受診・入院野流れへ進むことができました。
正直、もうどうしたらいいか分からなくなっていました。怖くて、でも放っておけなくて…。
Sun Roadの皆さんが来てくれて、最初に「もう大丈夫」と言ってもらえた時、私も救われました。
本人が自分の足で歩く姿を見た時、本当に胸がいっぱいになりました。
本当にありがとうございました。
Sun Road救急サービスは、実際にご利用いただいたご家族さまから 多数のGoogle口コミをお寄せいただいています。
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