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今回のご相談は、ご高齢のお母様を京都の病院から東京都練馬区の高齢者施設へ転居させたいというものでした。20年来のうつ病の既往があり、気分の浮き沈みや口調の強さが見られることもありますが、娘様の元に帰りたいという強い希望があり、搬送自体への拒否感はありませんでした。
他社からも見積もりを取られていましたが、精神的なケアも含めて安心して任せたいとのご意向から、弊社にご依頼をいただきました。
搬送当日、京都鞍馬口医療センターでの準備を整え、午前中に出発。スタッフは患者様の呼吸状態に気を配り、会話を交えながら緊張をほぐしていきました。移動中は、娘様の声かけにより表情も和らぎ、落ち着いた雰囲気で京都駅に到着しました。
新幹線「のぞみ345号」では多目的室を利用。スタッフが体位をこまめに調整し、患者様が楽に過ごせるよう配慮しました。車窓の景色を眺めながら、娘様と穏やかに会話をされる場面もありました。
東京駅に到着後も体調は安定しており、そのまま施設へ。到着時にはやや疲労のご様子はあったものの、娘様と一緒に無事施設に到着し、笑顔で受け入れ先スタッフに引き継ぐことができました。
「母の病歴や精神面を考えると長距離移動はとても不安でしたが、スタッフの方が丁寧に声をかけ続けてくださり、安心して任せることができました。新幹線内でも体位を調整していただき、母も落ち着いて過ごせていました。娘として母を迎え入れることができて本当に感謝しています。」