自宅〜都内精神科医療機関【説得】

搬送内容

年齢 / 性別：80歳代 / 男性

体格：普通

ADL：自立

同乗者：家族

医療処置：なし

病名：認知症疑い（未受診）

搬送車両：救急車

介助員：心理カウンセラー（救急救命士）

搬送経路：自宅〜病院

お問い合わせ

搬送の一週間前、ご家族さまより弊社公式LINEアカウントにご相談がありました。

お話を伺うと奥さまとお二人で暮らしていたところ、急激な認知機能の低下により怒りっぽくなり、ご家族さまに強く当たってしまったり、昼夜逆転による徘徊により奥さまが疲弊されてしまったそうです。

奥さまは急遽、娘さまのご自宅に避難しているとのことでした。

弊社では早速人員及び車両を確保し、当日に備えスタッフ間でのミーティングを行います。

搬送の様子

搬送当日を迎えました。

今日に至るまで、ご家族さまは沢山のご不安を抱えていらっしゃいました。

・暴れてしまったら。。

・当日本人が外出してしまったら。。。

・実際にどうやって本人を搬ぶのか。。。。

私たちSun Roadはご依頼者さまの不安に寄り添いながら、公式LINEやお電話にてご相談を承ります。

ご依頼者さまが抱えるご不安を一つずつ丁寧にお伺いし、ご一緒に検討させていただきます。

これは同じ疾患を抱える患者さまでも、ご本人さまの人間性、これまで歩んできた人生、今を取り巻く環境により、搬送方法や説得方法は千差万別だからです。

ご本人さまにお伝えする内容、タイミング、車両到着時間など綿密な打ち合わせが行われた結果、ご本人さまは私たちが到着すると同時に、ご依頼者さまと共にご自宅から歩いて出てこられました。

すかさず弊社スタッフが駆け寄り、ご本人さまにご挨拶をさせていただきました。

ご本人さまは両耳がほぼ聞こえないため、ホワイトボードにてコミュニケーションをとります。

病院まで約1時間半の道のりです。

車内では弊社心理カウンセラーがご本人さまに寄り添いながら、お話を伺いました。

80歳後半のご本人さまは、戦後の激動の時代を生き抜いてこられ、当時は食糧が少なく常にお腹を空かしていたこと、社会に出ると精密機器の技術者として腕を磨いてきたこと、その後ご自身の会社を立ち上げ、家族を支えてきたことなど貴重なお話をいただきました。

心理カウンセラーは、ご本人さまとの信頼関係を構築し、徐々に日常の認知機能の衰えや普段の生活に困っていることなどに話の焦点を絞っていきます。

そして、ご本人さまのお悩みを解決するためにこれから受診する旨を伝え、ご本人さまにとって前向きな治療となるよう働きかけていきます。

病院到着後、ご本人さまは「お世話になったね」とスタッフに優しい言葉をかけ、診察室に入って行かれました。

今後、ご本人さまの治療が進み、穏やかな生活を取り戻せることを弊社スタッフ一同、心から願っております。

【Sun Road 精神総合相談窓口】
こんなお悩みありませんか？
▶︎認知症などの症状が増悪し、本人との会話がままならない…
▶︎精神病の陽性症状が強く見られ、どう接したら良いか分からない…
▶︎本人が処方薬の服用を中断し、どのような対応したら良いかわからない…
▶︎精神病院の退院後、精神症状が改善せず悩んでいる…

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