こんな方におすすめの記事です
- 1. 自宅で寝たきりで動けない家族を遠方に連れてきたい
- 2. 家族に頼むことは難しい・・
- 3. 患者本人は介助が必要だからどうしよう・・
この記事を最後まで読むことで、そのお悩みが必ず解決します!
民間救急では、患者様の容態によっては陸路搬送だけでなく、
『新幹線』や『飛行機』、『フェリー』を使った搬送も行うことができます。
今回は、新幹線を利用した場合の搬送方法を詳しくご紹介していきます。
【目次】
民間救急を利用し、遠方へ搬送を希望される目的の多くは、以下の3つです。
①遠方の病院から家族が住む近くの病院や自宅に移動したい
患者様ご本人の病状が終末期。
現在入院している医療機関が家族の住む場所とは離れていてあまり面会にも行けていない。
だったら、終末期を家族の近くで過ごさせてあげたいとご家族から依頼されるケース。
②出先(旅行先)で怪我や救急搬送された。本人動けないが自宅近辺の医療機関に転院させたい。
旅行中に怪我や急病などで救急搬送された。
本人の介助が必要だが、自宅周辺に帰りたいと依頼するケース。
③患者本人の専門的な治療は遠方の病院でしか、受け入れてもらえない。
患者本人に治療の望みがあり、遠方の医療機関であれば、治療してくれる病院がある。
ただ、遠方でご家族が連れて行くのは困難なため依頼するケース。
以上の3つが搬送の依頼としては多いです。
<メリット>
・長距離搬送になる場合、新幹線を利用した方が移動時間を短縮できる
車で搬送する場合よりも、新幹線で搬送する方が総移動時間は短くなる場合が多くなります。
※移動場所、新幹線停車駅までの距離による
・新幹線移動は揺れが少なく、患者様の身体的負担を減らすことができる
車での移動の場合、車両の揺れや走行速度によって患者様に負担を与える場合があります。
新幹線で患者様を搬送をする際、乗車中の揺れはほとんどなく快適に過ごせます。看護師や救命士が必ず同乗するので、医療処置を継続しての移動はもちろん、途中で何かあった時にも対応が可能なので安心です。
・特別な部屋を利用するが、追加料金がない
「多目的室」という個室を予約可能ですが、【通常の特急券+乗車券】の料金で新幹線に乗ることができ、特に追加料金は発生しません。
<デメリット>
・医療処置の程度によっては、新幹線で搬送できない場合がある
各新幹線によって、医療用ボンベの積載量が定められていたり、電源の有無に違いが生じたりと、医療機材の使用に限りがあります。
患者様が酸素投与を行われている場合、”酸素流量”や、”酸素消費量”からボンベの積載本数などを算出した結果、新幹線に積載できるボンベの本数を超過した場合や、長期的に電源を使用する必要がある場合は、新幹線での搬送が困難に可能性が高くなります。
・急遽、当日搬送をしたい場合は困難な可能性が高い
急遽転院が決まり、当日に搬送したい場合には対応が困難な場合があります。
理由としては、以下のとおりです。
①新幹線の発着時間が限定されているため、チケットや多目的室の予約、外部関係機関との調整に2・3日かかる
②人員の配置に時間を要する。
当日、搬送依頼を電話で受注した後に、時間や人員の調整を行います。 看護師の派遣や、転院元・転院先付近にある民間救急事業者の手配についても調整が必要です。
また、多目的室の予約や新幹線駅員との搬送経路の打ち合わせなどを事前に行う必要もあります。
新幹線搬送は、早くて患者様の負担も少ない搬送手段の一つですが、柔軟性に欠ける部分があります。
当日お急ぎの搬送は、車での搬送の方が「早くて安全」なケースもありますので、お気軽にお問い合わせください。
新幹線搬送の際には、全列車に設置されている『多目的室』を利用します。
多目的室は、身体の不自由な方による利用が優先されますが、授乳やオムツ交換、急病人発生の場合などにも利用することができます。
体の不自由な方の利用は予約が必要となります。それ以外の利用時は、列車の中で乗務員の方に声をかけると利用できるようです。
新幹線の多目的室の設備は、ベッド兼用シートです。ベッドとして利用する場合は、大人一人が横になれる程度の広さがあります。車両によっては、介護者用の椅子も用意されています。
※各新幹線により、規格、構造が異なります。
多目的室の予約ができるのは、「ハンドル形電動車いす」を使用している場合や、民間救急が予約するような患者様の利用など、特定の条件を満たす方だけです。一般の利用客の方は予約ができません。
予約はみどりの窓口へ直接または電話で申し込みをします。申し込みをした駅にてご乗車の前までに切符を購入しておきます。
予約は乗車する1ヶ月前の日の10時から予約が可能ですが、満席などの場合はご希望の列車に乗車できない場合があるので、早めの申し込みが安心です。希望する時間帯の多目的室がすでに埋まっている場合には、時間を調整し直す必要があります。
申し込み時には以下の内容が聞かれます。
・乗車日
・乗車区間
・乗車希望列車(列車名・出発時刻)
・付き添いの有無
・車椅子、ストレッチャー使用の有無
・医療処置の有無
・同行する人数(ご家族、医療従事者など)
・切符の受け取り(乗車当日・その他)
・その他要望など
利用する新幹線によっては、切符購入の際【障害者手帳等の証明書】を窓口で提示する必要があります。
各民間救急事業者により異なりなすが、Sun Roadはチケットの手配から外部関係機関との調整までトータルサポートいたしますので安心してお任せください。
詳しくは、「07 Sun Roadの新幹線搬送」でご説明いたします。
多目的室が設置されている設置車両(号車)は次の通りです。
◎東海道新幹線
11号車(全列車)
◎山陽新幹線
11号車(16両編成)、7号車(8両編成)
◎九州新幹線
7号車(8両編成)、5号車(6両編成)
◎東北・北海道・山形・秋田新幹線
5号車(E5/H5系10両編成)、9号車(E2系10両編成)、11号車(E3系7両編成)、12号車(E6系7両編成)
◎上越・北陸新幹線
9号車(E2系10両編成)、7号車(E7系12両編成)
Sun Roadで新幹線を利用して搬送する際の「事前準備」〜「当日の搬送の流れ」について紹介していきます。
まず、ご依頼する前に確認していただく事項があります。
・新幹線を利用しての移動について、担当医師に相談し必ず医師の許可を得てください。
搬送にはリスクが伴いますので担当医師の許可が必須になります。許可が得られた上で以下①〜⑥までの搬送の流れとなります。
まず、電話やLINE公式アカウントなどからお問い合わせください。
下記のような事項を聴取させていただきます。
・搬送元
・搬送元と到着希望時間
・患者様のご状態(医療処置の有無、歩けるかどうかなど簡単に)
・搬送元が医療機関であれば、搬送医師の指示(搬送可能な状態かどうか)
・搬送日の同乗者人数
お聞きした内容を基に、お見積もりを作成し依頼者様にご連絡いたします。
Sun Roadでは、ご依頼後すぐに見積もりをお出しするので、30分程度で作成可能です。
料金には、運賃、介助料、チケット代などを全て含めた料金で作成しお伝えします。
お見積もり金額についてご了承いただいた上で、
新幹線を運行する会社(JR東日本、JR西日本、JR東海など)に連絡し、患者様の状態や搬送の必要性を説明します。
また、同時にチケットの手配や連携する民間救急業者を選定し外部との調整も開始します。
車両の手配から全て弊社が代行して行うので、ご家族の方に準備していただくことはありません!
事前に弊社が依頼した民間救急業者に情報を共有させていただきます。
調整後、ご家族も当日の流れを知り、安心して搬送日を迎えていただくためにも、
弊社独自の搬送日程スケジュール表をご家族宛に送付いたします。
(搬送スケジュール表例)
搬送日は、事前に送付したスケジュールに沿った搬送をいたします。
ここでは、搬送当日の流れを詳しく紹介します。
患者様お迎え
病院等へ患者様をお迎えに行き、車にて新幹線乗車駅まで移動します。
↓
新幹線の多目的室まで移動
駅に到着したら、駅員に声をかけ、誘導してもらいます。
(専用の通路を通り、新幹線ホームまで専用エレベーターで上がります。)
新幹線車両のドアが開き乗車可能となったところで、駅員が新幹線とホームの間にスロープを設置してくれます。
(ストレッチャーのまま車両に入れることが可能)
↓
新幹線乗車後、常時看護師が患者管理を実施
多目的室内で、必要な処置やケアを行います。
↓
目的地駅到着
目的地に到着すると、駅員が待機してくださり、降りる際にスロープを設置してくれます。
↓
事前にお願いしていた民間救急に引き継ぎ
多目的室から車椅子(ストレッチャー)へと移乗し、車へと移動。搬送先の病院まで搬送してくれます。
当日は上記のような流れになります。
(搬送写真1)
(搬送写真2)
Sun Road救急サービスは、新幹線搬送について多数の実績があります。
また、搬送を担当するスタッフは病棟経歴の長い看護師や、東京消防庁救急隊で救急隊長としての経歴がある者で、患者様やご家族様に大変ご好評をいただいております。
ぜひ、Sun Roadトップページに掲載されている【実績】・【お客様の声】のほうも覗いてみてください。
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