対応!
詳細なご相談内容がある方
今回のご相談は、医療機関を通じてSun Road精神科救急隊へ寄せられた精神搬送のご相談でした。
ご本人さまは
・知的障害
・妄想性障害
・自閉スペクトラム症
の診断があり、過去には通院・服薬歴があったものの、数年前から受診・服薬を強く拒否する状態が続きていました。
夜間の大声、近隣住民からの通報、警察介入も重なり、地域生活の継続が限界に近づいている状況でした。
初回相談時、ご家族さまからは
「もう説得は無理だと思う。縛ってでも連れて行ってほしい」
という言葉が聞かれました。
それほどまでに、長期間にわたり対応を続けてこられたご家族さまの疲弊が伝わる内容でした。
しかし、Sun Road精神科救急隊は、最初から説得を放棄することはありません。
それは「 根性論」や「奇跡を信じる」という意味ではありません。
説得を成立させるための準備を、現場に入る前から徹底的に行うという意味です。
搬送前、心理カウンセラーがご家族さまと時間をかけて面談を行い、
・ご本人さまの性格や価値観
・これまでの生活歴
・苦手な刺激、強いこだわり
・過去にうまくいった/悪化した対応内容
・現在の生活環境や近隣状況
など、事細かに聴取しました。
「なぜ拒否しているのか」
「何に恐怖や不信を感じているのか」
その背景を理解することが、説得の出発点となります。
当日を迎える前、心理カウンセラーを中心に社内ブリーフィングを実施。
・誰が最初に声をかけるのか
・各スタッフの立ち位置
・興奮が高まった場合の対応手順
・近隣や第三者への配慮
・近隣住民による写真、動画撮影への警戒
などを具体的に共有し、
「その場で判断しない」チーム体制を整えました。
これもまた、「説得を放棄しない」ための重要な準備です。
搬送当日は、真夏の暑さの中、Sun Road精神科救急隊が現地へ向かいました。
事前情報から、
・虫への強い恐怖
・エアコンへの恐怖から 高温環境下での生活
・熱中症リスク
・近隣住民による撮影、SNS投稿への懸念
があることが分かっていました。
そのため、
・ご本人さまの顔が見えない動線
・近隣の視線を避けた配慮
・刺激を与えない距離感と声量
を徹底し、「驚かせない接触」を最優先としました。
接触当初、ご本人さまは強い警戒心を示し、こちらの説明を拒む様子が見られました。
しかし、スタッフは急がず「今すぐ病院へ行く」話はせず、まずは安心できる空気作りに徹しました。
心理カウンセラーが中心となり、
・否定しない
・訂正しない
・不安を受け止める
こうした対応を重ねる中で、ご本人さまの声量や表情は徐々に落ち着いてきました。
最終的に、ご本人さまは自らの意思で玄関を出て、車両へ向かうことができました。
身体抑制は行わず、説得と環境調整のみでの車内収容となりました。
医療機関到着後も大きな混乱はなく、Sun Roadスタッフが付き添いながら診察へ。
医師の説明を受け、今後の治療に向けた医療介入が開始されました。
正直、もう説得は絶対に無理だと思っていました。
私よりも身体も大きく、力が強い息子を自力で病院に連れて行くことは不可能で、
普段の様子からも、縛ってでも連れて行ってもらいたいと思っていたところ、病院の相談員の方に、「民間救急」の中でもSun Roadという精神科救急隊のチームがいると教えてもらいました。
最初の相談から搬送前日まで家族の心にも気を使っていただき、スタッフの方に暴言を吐く息子に対して最後まで穏やかに向き合ってくれた姿を見て、本当に救われました。
少し離れた場所から様子を見守っていたのですが、息子が自分から玄関を出て、スタッフの方と楽しげに話しながら車両に乗り込む姿を見て、涙が溢れてしまいました。
本当にSun Roadさんに相談して良かったです。
ありがとうございました。

精神疾患搬送や長距離搬送など、患者様の状態に応じた搬送のご予約・ご相談を承ります。
詳細なことが決定していない場合でも、まずはお気軽にご相談ください。
お急ぎの方は、お電話でのご予約も可能です。
電話が難しい方はこちら