ご相談はご家族からいただきました。
患者様は統合失調症の診断歴があるものの、通院や服薬をすぐに中断してしまい、妄想や幻聴が強くなっている状態でした。
ご家族に対する暴力歴もあり、警察が介入したこともあります。
今回、病状悪化により入院が必要と判断され、Sun Roadへの搬送依頼となりました。
当初、ご本人は強い拒否を示し、言葉や態度に大きな抵抗が見られました。
そこで、救急救命士資格を持つ心理カウンセラーが時間をかけ、内科的な治療の必要性や将来の生活を考えた説明を繰り返し行いました。
精神科という言葉を避け、ご本人が納得できる形で根気強く対話を続けた結果、ご本人は少しずつ受け入れる姿勢を見せ、自らの足で車両に向かうことができました。
搬送中も穏やかな会話を続けることで落ち着いた状態を維持し、病院到着後もスムーズに診察に臨むことができました。暴力や大きな混乱もなく、無事に受け入れが完了しました。
家族の移送で、大変お世話になりました。
本人が長く服薬を拒み、症状が悪化する中で、家族としてもどう対応してよいか分からず大変困っていました。
当日も最初は強く拒否され、搬送が成立するのか不安でしたが、Sun Roadのスタッフの方が一歩も引かず、根気強く寄り添ってくださったおかげで、最終的には本人が納得して歩いて車両に向かってくれました。
車内でも落ち着いたやり取りを続けていただき、病院到着後も大きな混乱なく診察へ進めたことは、家族にとっても大きな安心でした。プロの対応力に支えられて、ここまで来られたことに心から感謝しております。