愛知県内のNPO法人担当者様より「愛知県から鹿児島県まで、高次脳機能障害のある方の転居に伴う長距離搬送をお願いしたい」とのご相談をいただきました。
患者様は杖を使用して歩行可能ですが、高次脳機能障害があり、長距離の公共交通機関利用は家族や一般介助では困難とのことで、新幹線+介護車両を活用した安全なルートをご提案いたしました。
食事や服薬に大きな制限はなく、昼食は途中で購入する形を予定。
スタッフが途中のケアやトイレ対応、駅でのスムーズな移動支援を担当する搬送計画となりました。
当日は10時に愛知県名古屋市「ネクサス伏屋」に現地連携業者様が到着するよう事前に調整。
施設担当者様と情報確認のうえ、車椅子にて名古屋駅へ移動の開始を依頼しました。
Sun Roadスタッフは名古屋駅にて車椅子を事前に準備して待機。
名古屋駅ロータリーにてスムーズな引き継ぎを実施しました。
11時30分発の「のぞみ号」では多目的室を確保しており、車内では必要に応じて休憩を取りつつ快適な移動をサポートしました。
新神戸駅では短時間の乗換えについて事前に段取りを整え、「さくら号」でも多目的室を利用。
昼食は駅弁やコンビニ食を車内でご用意し、食事のサポートも行いました。
16時30分頃、鹿児島中央駅へ到着後は、現地の連携業者様と合流。
鹿児島中央駅から「イロドリ紫原」までは約30分程度の車両搬送を行い、予定通り17時頃に無事到着いたしました。
搬送中は終始穏やかな雰囲気で、ご本人の疲労感にも配慮した柔軟な対応を心がけました。
今回、遠方までの移動ということで不安も大きかったのですが、事前の準備から当日の対応まで本当に安心してお任せすることができました。
本人も長距離移動が初めてで体力的な心配もありましたが、スタッフの方が細やかにケアしてくださり、無事に鹿児島まで移動することができたようです。
駅での車椅子手配や新幹線の多目的室の利用もとてもスムーズだったようで、途中の食事やトイレ対応も柔軟にご対応いただき、とても助かりました。
高次脳機能障害という特性にもしっかり理解を持って対応していただけたこと に感謝しております。
また必要な機会があれば、ぜひお願いしたいと思います。ありがとうございました。
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