高知医療センターの地域連携室からご相談をいただきました。
患者様は頸髄損傷による四肢麻痺の状態で、埼玉県にある専門のリハビリテーション病院へ転院をご希望されていました。
移動手段や安全性を重視されており、ご家族様と医療スタッフの同乗を含めた対応を求められていました。
当日は朝7時45分に弊社スタッフと連携業者が病院ロビーに集合したのち、患者様をお迎えにあがりました。
出発の準備を整え、8時30分頃に高知医療センターを出発しました。
患者様はストレッチャーにて搬送し、全身麻痺のため身体の安定を確保しながら慎重に対応しました。
9時頃には高知龍馬空港に到着し、空港スタッフと搭乗について打ち合わせを行いました。
空港スタッフと共に患者様を機内へお搬びし、10時15分の便にて羽田空港へ。
航空機内では医療スタッフが同乗し、移動中も患者様の不安を軽減するようお声がけを続けました。
約1時間15分の空の旅です。
羽田空港には11時30分に到着、その後は弊社車両にて移動し、13時30分に無事、埼玉県にある国立障害者リハビリテーション病院に到着しました。
搬送中のトラブルもなく、落ち着いた環境での搬送を実現することができました。
この度は、遠方にも関わらず、迅速かつ丁寧にご対応いただき、本当にありがとうございました。
家族の今後の回復のためにも、埼玉県の病院への転院はどうしても実現したかったのですが、四肢麻痺の状態での長距離移動は家族だけではどうすることもできず、最初は不安でいっぱいでした。
しかし、事前の説明から当日の対応まで本当にきめ細やかで、特にスタッフの方の温かい言葉や心遣いに、家族一同とても感動いたしました。
飛行機への搭乗や、移動中も常に安全を第一に考えてくださり、本人も「安心して任せられた」と話していました。
もし今後、また何かあった際には、ぜひお願いしたいと思っています。
本当にありがとうございました。
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