突然の病気やケガの際、真っ先に思い浮かぶのは救急車ですが、実は救急車でも対応できないケースがあることをご存じでしょうか?
救急車は日本の医療体制において非常に重要な役割を果たしていますが
すべての状況において必ずしも利用できるわけではありません。
では、どのようなケースで救急車が使えないのか。
そして、そんな時にどう対応すれば良いのか。
今回の記事では、救急車で搬送が難しい具体的な事例を取り上げ、その際に慌てず適切な行動を取れるよう、民間救急サービスを活用する方法についても解説します。
今回の目次は次のとおりです。
まずは、救急車で対応できないケースについてです。
救急車は、緊急性の高い患者さんをいち早く適切な医療に繋げるという非常に重要な役割を担っています。
しかし、そんな頼りになる救急車でも、搬送が難しい場合があります。
「救急車が来てくれたのに、なぜ搬送してもらえないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
実は、これは決して冷たく見捨てられたわけではなく、明確な理由があるのです。
次の章からは、救急車が搬送できないケースについて大きく分類して説明していきます。
もし救急車を要請した際に、搬送先が遠方、例えば県外などの場合、希望する場所に搬送してもらえないことがあります。
救急車の役割は、患者さんの症状を的確に判断し、最も適切な医療機関に迅速に運ぶことです。
これは、患者さんの命を守るために非常に重要なことです。
そのため原則として近隣の医療機関に搬送されるのが最善とされています。
たとえ患者さんやご家族が「かかりつけの病院が遠方にあるので、そこへ運んでほしい」と希望されても、その希望が叶えられない場合があります。
救急車の任務は、迅速に適切な治療を受けられる環境にお連れすることだからです。
患者さんが精神疾患を患っており、救急車での搬送を本人が「拒否」している場合、残念ながら救急車での搬送はできません。
これは、精神疾患に限らず、患者さん本人が医療機関への搬送を拒否している場合には、対応が難しくなることを意味します。
救急車は、本人の意思を尊重しなければならないため、強制的に搬送することができないのです。
詳しくは、関連コラムと記事も参考にしていただけるとさらに理解が深まります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/toyamaqq/40/1/40_5/_article/-char/ja
(参照:富山医学研究会記事)
トリアージとは、救急車を要請した際に救急隊が行う、患者の搬送に関する優先順位を決める判断基準のことです。
このシステムは、救急車という限られたリソースを効率的に活用し、最も緊急性の高い患者さんをいち早く医療機関に搬送するために存在しています。
トリアージでは、以下のように優先度が分けられています。
このように、トリアージによって緊急性が低いと判断された場合、救急車はより重症な患者さんのために確保され、別の交通手段での受診を促されることがあります。
もし救急車を要請したにもかかわらず、対応ができないと分かったとき、本人やご家族は驚きや不安、場合によっては絶望を感じるかもしれません。
「どうすればいいのか?」と途方に暮れてしまうことでしょう。
そんな時に、ぜひ知っておいていただきたいのが「民間救急」というサービスです。
民間救急は、体が不自由な方の送迎を日常的にサポートしているだけでなく、救急車では対応が難しいケースでも柔軟に搬送を行うことができます。
遠距離の搬送や、精神的な疾患を持つ方、さらには救急車では対応できない状況でも、民間救急がその代替手段となります。
もし、救急車が利用できない場合でも、絶望せずに民間救急を頼ってください。
詳しくは、関連コラムをぜひご覧ください。
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