都内病院〜岡山県高齢者施設【新幹線搬送】

搬送内容

年齢 / 性別：60歳代 / 男性

体格：普通

ADL：全介助

同乗者：家族

医療処置：なし

病名：高次脳機能障害/右麻痺

搬送車両：新幹線/救急車

介助員：救急救命士

搬送経路：病院〜施設

お問い合わせ

搬送の2週間ほど前、ご家族さまより弊社公式LINEにご相談がありました。
お話を伺うと、都内の病院に入院中のお父さまが、息子さまが住む岡山県内の高齢者施設に移ることになったため、搬送業者を探しているとのことでした。
弊社では早速公式LINEにてお見積もりを提示し、ご検討いただきました。

数日後、ご家族さまからご回答いただき、正式にご依頼いただきました。
ご希望日も添えていただいたため、弊社では早急に新幹線チケット及び連携業者との調整に入ります。

しかし、夏休みシーズンであったためご希望日の空席がなく、ご依頼者さまの御了承を得て別日の新幹線を予約させていただきました。
新幹線の多目的室の確保や日程変更に伴い、弊社がご家族の間に立って病院や施設に連絡を取り、出発時間等の調整を行いました。

搬送日までに搬送元の病院スタッフから患者さまの状態や、介助方法など念入りな打ち合わせを行い、搬送当日に備えます。

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搬送当日

新幹線乗車に間に合うよう、当日は朝早く搬送元の病院に伺いました。
患者さまはベッドの上で私たちの到着をお待ちいただいていました。

「もっと早く来るかと思ったよ！よろしくね！」

患者さまの明るいご挨拶に弊社スタッフも元気をいただきました。
看護師さん曰く、患者さまは今日が楽しみすぎて3時頃からずっと起きているとのことでした。
患者さまを乗せた車両は一路、新幹線乗車駅に向かいます。

駅で同乗されるご家族さまと合流し、駅員さんの誘導のもと無事目的の新幹線に乗車しました。
新幹線内では、患者さまと弊社スタッフは「多目的室」に入ります。
道中、患者さまは外の景色を眺めたり、弊社スタッフとお喋りしながら楽しく過ごさせていただきました。

患者さまから何度も「岡山まではあとどれくらい？」とのご質問をいただきました。
弊社スタッフが「新幹線は飽きちゃいましたか？」と伺うと、患者さまは「孫がじいじに会いたいって言ってるからさ〜」と嬉しそうに仰いました。

>> そういう事だったのか！
弊社スタッフの頭の中で一つ繋がるものがありました。
楽しみすぎて今朝は3時から起きていたのも、何度も何度も到着時間を聞いていたのも、患者さまは早くお孫さんにお会いしたかったからなのです。

岡山駅に到着すると、連携業者さまがストレッチャーを準備して待ち構えていました。
弊社スタッフと協力しながら移乗し、人混みをかき分けながら車両に向かいます。
患者さまは朝早くおきていたため少し疲れたのか、心地よく車両に揺られながらウトウト眠っていらっしゃいました。

無事に施設に到着すると、施設スタッフに迎えられ患者さまのお部屋まで移動します。
患者さまをベッドに移した瞬間、

「じいじ！！」