ご本人様が通う日本語学校の先生を通じて「外国籍の男子留学生が急性の精神障害を発症しており、夜間の入院搬送をお願いしたい」とご相談をいただきました。
ご本人は急性一過性精神障害と診断されており、現状は会話が成立せず自他境界が曖昧な状況。
ご家族(ご両親)は来日中ですが日本語が話せず、ご本人は日本語が可能な状況でしたが精神状態が不安定なため、対応には慎重な配慮と文化的な配慮も必要と判断。
日本語学校・医療機関・ご家族様と丁寧な調整を行い、当日の搬送体制を整えました。
搬送当日は18時頃、ご自宅(マンション)へスタッフが到着。
ご家族様・日本語学校の先生とも合流し、自宅環境やご本人の精神状態を確認しながら慎重に接触開始。
ご本人様は 自分の世界と現実を行き来する状況 であったため、声かけ・接近距離・誘導方法に特段の配慮を実施。
優しく身体に触れながら声がけを行い、両脇を抱えながら立位の体勢を取りました。
ご本人様は特段の抵抗もなく、しかし自発的な歩行が見られなかったためスタッフ3名体制により、安全かつ穏やかな状態で車両へ誘導し、成仁病院まで無事に搬送完了。
ご家族・学校側からも「非常に専門性の高い対応で安心した」とのお言葉をいただきました。
急なお願いにもかかわらず、とても丁寧に対応していただきました。
外国籍の家族にも安心できるよう配慮してくださり、本人も落ち着いて病院まで移動できました。
ご両親様からも、Sun Roadさんの対応はは言語が違えど、息子を案じて親切で優しい対応が心から伝わってくるものがあったと仰っておられました。
また必要な際にはぜひお願いしたいと思います。ありがとうございました。
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