新宿区役所 高齢者総合相談センター様より 「高齢女性で精神状態の不安があり、入院搬送をサポートしてほしい」とのご依頼をいただきました。
患者様は 統合失調症があり、認知面での理解力が低下しているため、「入院」という言葉に対して非常に敏感になっている状況でした。
ご自宅から井の頭病院までの搬送について 柔らかな対応・言葉がけを徹底し、本人の安心感を優先した搬送を希望されました。
行政職員様2名が同行し、行政ケース対応としてもスムーズな搬送体制を組んで実施する運びとなりました。
当日は朝8時30分、新宿区内のご自宅マンション前にスタッフが到着。
新宿区高齢者福祉課の職員様と合流し、事前打ち合わせを行ったうえで搬送開始。
患者様は杖歩行は可能な状態でしたが、不安が強いため「入院」などの言葉は使用せず、リハビリの一環・健診目的 といった柔らかい表現で声かけを統一。
行政職員様のご協力もあり、ご本人の抵抗なく車両に同乗いただくことができました。
車内でも心理カウンセラーを中心に、スタッフが穏やかな雰囲気を心がけ、会話や音量にも細やかに配慮しながら移動を実施。
予定どおり井の頭病院に到着し、院内スタッフともスムーズに引き継ぎを行いました。
行政ケースとしても 「非常にスムーズで助かった」との評価 をいただきました。
このたびは大変お世話になりました。
高齢の方で、精神的な不安が強く、通常の交通手段では難しいケースでしたが、事前の情報共有から当日の現場対応まで非常に丁寧に行っていただき、安心してお任せすることができました。
言葉かけのトーンや進め方も行政側の希望に沿って柔軟に対応していただき、ご本人にもストレスがかからない形で搬送が完了したことに感謝しております。
今後もまた同様のケースでお願いすることがあるかと思いますが、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。 本当にありがとうございました。
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