富山県にある富山赤十字病院の病棟看護師様より、「東京都大田区の牧田リハビリテーション病院へ長距離の転院を希望しているが、安全な医療搬送が必要」とのご相談をいただきました。
患者さまは高齢で、くも膜下出血による右麻痺があり、頷きによる簡単な意思表示はできるものの、全内的に要介護状態。
スピーチカニューレ装着中で、吸引や点滴管理も必要でした。
ご家族様からは「とにかく安全に東京まで移動したい」という強いご要望があり、弊社看護師の同乗対応を含め、慎重に準備を進めました。
搬送当日は早朝6時30分、富山赤十字病院へお迎えに上がりました。
弊社看護師が輸液ポンプ、バルーンカテーテル、吸引管理など必要な医療処置について病棟スタッフから申し送りを受けたのち、患者様をストレッチャーにて丁寧に搬送車両へ誘導しました。
搬送中は、患者さまの表情や頷きによる反応を確認しながら、こまめにお声掛けを行い、看護師がバイタルチェックを実施。
吸引が必要なタイミングではスムーズに対応しました。
ご家族様も同乗され、ご不安な気持ちを抱えながらも、「プロが一緒だから安心できる」と語られていました。
約8時間に及ぶ長時間の車両搬送となりましたが、看護師及び2名の救急救命士(ドライバー兼介助員)の3名体制で、安全に配慮しながら運行し、14時30分頃には東京都大田区の牧田リハビリテーション病院に無事到着。
病棟の担当者に引継ぎを行い、搬送は完了しました。
この度は、遠方にもかかわらず大変丁寧に対応していただき、本当にありがとうございました。
妻の転院については、距離の問題だけでなく、体の状態も複雑で非常に不安が大きく、正直、家族だけではどうしても対応できませんでした。
吸引や点滴、ストレッチャーでの移動など、不安要素ばかりでしたが、搬送の準備段階から子まっく相談に乗ってくださり、当日も専門の看護師さんが同乗してくれたことで、安心して移動することができました。
移動中もずっと妻に声をかけ続けてくれて、本当に心強かったです。
東京の病院にも無事に到着でき、これからのリハビリに進めるということで、家族一同ホッとしています。
また何かの際には、ぜひお願いしたいと思います。
本当にありがとうございました。
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